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北朝鮮、文大統領の離散家族発言に「厚顔無恥の極み」

北朝鮮、文大統領の離散家族発言に「厚顔無恥の極み」

Posted September. 30, 2019 08:40,   

Updated September. 30, 2019 08:40

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北朝鮮が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が最近、離散家族再会について、「北側政府もうまくできていない」と発言したことを受け、「責任を軽くしようという狡猾な思惑」と批判した。

北朝鮮宣伝メディア「わが民族同士」は28日、「事実を誤って伝える厚顔無恥の極み」と題する論評で、「南朝鮮当局は『離散家族再会』が実現せず、緊張状態が続いているのは『北の責任』もあるとし、南北関係を膠着状態に陥れた自分たちの責任を軽くしようという狡猾な思惑を露呈した」と批判した。

文大統領は13日、ある秋夕(チュソク、陰暦8月15日)特別番組に出演し、離散家族再会の機会が設けられないことについて、「南側政府も北側政府も共にうまくできていない」と述べた。

さらに「わが民族同士」は、「南朝鮮当局が居直って、南北関係の膠着の責任を転嫁することは実に驚くべきこと」とし、「今のように本末を転倒する形態を続けるなら、良いことは一つもない」と批判した。しかし、北朝鮮は批判の立場を示しながらも、文大統領を名指しせず、「北側政府」と異例にも呼んだことに対しても特に反応を示さなかった。


黃仁贊 hic@donga.com