「アルバム作業をしながら『成熟』という言葉を最も多く考えました」
25日、ソウル江南区(カンナムグ)のCGV清潭(チョンダム)シネシティで、兄妹デュオ「悪童ミュージシャン」の李燦赫(イ・チャンヒョク、23)は言った。同日悪童ミュージシャンは、2年ぶりに新しいアルバム「航海」を発表した。5月に兄の燦赫が海兵隊を除隊し、妹の秀賢(スヒョン、20)が20代になった後、初めて披露する三枚目の正規アルバムである。
「航海」は、別れをテーマとする。燦赫は、「これまでは秀賢の明瞭な音色について行こうと努力したとすると、今回は私がやりたいことを完全に表現した」とし、「秀賢には不親切かもしれないが、よくついてきてくれてありがたかった」と語った。秀賢も、「兄に焦点が合わせられたアルバムだ」と話した。
燦赫は、タイトル曲「どうして別れまで愛することができるだろうか、(それは)君を愛したのだから」をはじめ、アルバムに収録された10曲のすべてを作詞、作曲した。そのほとんどを海兵隊服務中に作ったという。彼は、「『航海』というタイトルとよく似合う曲が誕生したのは、船で作ったからだ」とし、「ギターがなかったので、手帳に歌詞を書き、メロディを付けて覚える形で作業した」と語った。秀賢も収録曲「別れの挨拶」の編曲者として名前を載せた。
26日に収録曲のうち一曲のタイトルであり、燦赫が直接書いた小説「水を得た魚」も出版される。
申圭鎭 newjin@donga.com