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セクハラ疑惑、ドミンゴ氏、マクベス公演の11時間前に「降板」

セクハラ疑惑、ドミンゴ氏、マクベス公演の11時間前に「降板」

Posted September. 26, 2019 08:39,   

Updated September. 26, 2019 08:39

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相次ぐセクハラ疑惑に包まれた「声楽の巨匠」プラシド・ドミンゴ氏(78)が1968年9月、自身のデビュー舞台だった米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場での公演を不名誉にもわずか11時間前に退いた。

24日(現地時間)、米紙ニューヨーク・タイムズは、ドミンゴ氏が25日から公演されるジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「マクベス」の初舞台の約11時間前に降板声明を出したと報じた。ドミンゴ氏は声明で、「疑惑を強く否定するが、今回公演に出演すれば仲間の苦労が隠れてしまうだろう」と述べた。メトロポリタン歌劇場のピーター・ゲルブ総監督も同日、団員に電子メールを送って、「彼が自身のポストを降りなければならないという事実を理解してくれ感謝する」と伝えた。同紙は、ドミンゴ氏が今後、メトロポリタン歌劇団で公演するどの作品にも参加しない考えだと伝えた。

ドミンゴ氏は、ホセ・カレラス(73)、2007年に亡くなったルチアーノ・パバロッティとともに世界「3大テナー」に挙げられる。先月、各国の声楽家8人と舞踊家1人の女性9人は、「1980年代以後、ドミンゴ氏が劇団を含む様々な場所で女性にセクハラした」と暴露した。その後、フィラデルフィア管弦楽団、サンフランシスコオペラ団などが「これ以上ドミンゴ氏を舞台に上がらせないようにする」と明らかにした。


チョン・チェウン記者 chan2@donga.com