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孫興民のオフサイド判定、地元でも疑問の声

孫興民のオフサイド判定、地元でも疑問の声

Posted September. 23, 2019 08:23,   

Updated September. 23, 2019 08:23

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シーズン初アシストを記録したトッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=27)がビデオ判定(VAR)の犠牲になった。地元メディアでも判定については疑問の示す報道が目立った。

トッテナムは21日、レスターにある敵地キング・パワー・スタジアムで行われたプレミアリーグ第6節レスターシティ戦で1-2で敗れた。前半29分、孫興民の感覚的なヒルパスを受けたハリー・ケインが先制点を決めてリードしたが、後半24分と40分に相次いで失点し、今季2敗目(2勝2分け)を喫した。

トッテナムは1-0でリードした後半19分、セルジュ・オーリエがゴールネットを揺らしたが、VARの結果、オフサイド判定でノーゴールが宣言された。このVARで審判はオリエがシュートを蹴る前に孫興民がオフサイド位置にいたと判断したのだ。

状況はこうだった。タンギ・エンドンベレのパスを受けた孫興民が枠内の中まで切り込んでシュートを放ったが、ボールは守備に当たって右に跳ね返った。リバウンドボールをオリエが獲ってシュートを放ってゴールを決めたが、主審はVARを宣言した。孫興民がウンドンべレのパスを受けた時、オフサイト位置にいたということだった。

判読室では、画面を拡大したり戻したり、孫興民の位置に線を引きながら確かめた。画面上、孫興民の肩、腰、太もも、足はいずれもオフサイドライン上にいるように見えた。この場合は、通常オフサイドと見做さない。孫興民の腕がラインを超えていたが、腕はオフサイド判断の対象にならない。しかし審判は、1分20秒ほど画面を見守った後、ノーゴールを宣言した。オリエの得点が無効となった後、トッテナムは相次いでゴールを許した。孫興民は、敗戦が決まった直後、悔しいと言わんばかりに手で顔を覆ったまま競技場を後にした。

試合が終わった後、現地ではVAR判定に疑問を示す声が相次いだ。BBCは「過度に厳しいVARがレスターシティに有利に働いた」と指摘した。地元のサッカー専門家、ディオン・ダブリン氏も「孫興民のどこがオフサイドなのか分からない」と判定に疑問を示した。イングランドのレジェンドでテレビ中継の解説者として活躍しているゲーリー・リネカー氏はツイッターで「レスターシティにはプラスになっただろうけど、今のVARはゴミのように使われている。試合に役立てるべきVARがサッカーの生命力を吸い取っている」と批判した。


李沅柱 takeoff@donga.com