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2得点も中盤に課題を残した、ベント号がW杯予選初戦トルクメニスタン戦で勝利

2得点も中盤に課題を残した、ベント号がW杯予選初戦トルクメニスタン戦で勝利

Posted September. 12, 2019 08:55,   

Updated September. 12, 2019 08:55

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韓国がトルクメニスタンを破って10回連続のワールドカップ(W杯)本大会進出に向けた第一歩を踏み出した。しかし中央MFと孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)の起用法には課題を残した。

パウロ・ベント監督率いる韓国代表チームは10日、敵地で行われた2022年カタールW杯アジア地域2次予選のH組第1戦トルクメニスタン戦で前半13分にナ・サンホ(FC東京)の先制ゴールと後半37分のチョン・ウヨン(アル・サード)のFKによる追加点で2-0で勝利した。

韓国の攻撃はサイド中心に行われた。前半序盤にFBイ・ヨン(全北)が上がってサイドMFナ・サンホと連携して仕掛けた右サイド攻撃が脅威的だった。結局、イ・ヨンが出したクロスが相手守備の足に当たってこぼれたボールをナ・サンホをゴールにつなげた。ナ・サンホは代表戦8試合目で初得点を記録した。

韓国は前半には何度も有効な場面を作ったが、後半からはそうでなかった。中盤でチョン・ウヨンとファン・インボム(バンクーバー・ホワイトトキャップス)を経て行われる攻撃展開が滑らかでなかった。中央からの縦パスが出なかったため、韓国の攻撃はますますサイド中心の単調なものとなった。するとサイド守備陣が前進した後は何度もスペースを許し、カウンターに苦しんだ。ベント監督は、「後半にミスが多かったためカウンターを許した。前半と後半の競技力の差を分析したい」と話した。

ベント監督は、今回のメンバーを選出しながらマルチプレイ能力を備えた攻撃的MFを大挙選んだ。この選手たちが位置を変えながら部分戦術を駆使したい計画だった。サイドMFに起用されたイ・ジェソン(ホルシュタイン・キール)とナ・サンホは互いに左右の位置を変えながらベント監督の戦術を充実に実践した。

しかし中盤ではジョージアとの親善試合に次いで依然として弱点を露呈した。攻守の不均衡のためだ。ジョージア戦でイ・ガンイン(バレンシア)は縦パス能力を見せたが、体当たりと守備加担能力が不足した。クォン・チャンフン(フライブルク)も決定的に守備でミスをした。トルクメニスタン戦でのファン・インボムは縦パスが足りなかった。ベント号には、この他にもキム・ボギョンとイ・ドンギョン(以上蔚山)らのMFがいる。最適のMFの組み合わせを見つけることが、ベント監督の課題となった。

一方、韓国代表のエース、孫興民はサイドと中央を行き来しながら多様なポジションでプレーしたが、得点はなかった。最近の国際Aマッチ13試合で1ゴールに止まっている。孫興民のスピードと決定力を活かせる戦術を見つけるのも課題だ。

韓国は来月10日午後8時、京畿道(キョンギド)の華城(ファソン)市総合競技タウンのメインスタジアムでスリランカとアジア予選第2戦を行う。15日は平壌(ピョンヤン)で北朝鮮と第3戦を行う予定だ。北朝鮮はレバノンとスリランカを破り2連勝を飾って組1位になった。


李元洪 bluesky@donga.com