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KBOの未来株たちがU-18ベースボール・ワールドカップ優勝に挑戦

KBOの未来株たちがU-18ベースボール・ワールドカップ優勝に挑戦

Posted August. 28, 2019 10:20,   

Updated August. 28, 2019 10:20

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宣銅烈(ソン・ドンヨル=元野球代表監督)、李承燁(イ・スンヨプ=元三星)、秋信守(チュ・シンス=テキサス・レンジャーズ)、金広鉉(キム・グァンヒョン)…。

世代こそ異なれど、この人たちには共通点が一つある。歴代のWBSC・U-18ベースボール・ワールドカップで大韓民国の優勝に力を貸したメンバーであることだ。10代から頭角を現した彼らは、韓国野球史に永遠に残るスターに成長した。

30日から来月8日まで、釜山市機張郡(プサンシ・キジャングン)の現代(ヒョンデ)自動車のドリーム・ボールパークでは第29回大会が開かれる。今年、ユシン高校を黄金獅子旗優勝に導いたイ・ソンヨル監督が指揮する韓国代表チームは、ホームで通算6回目の優勝を目指す。

今大会を通じて韓国野球の次世代の主役に浮上する「機張キッズ」が誰になるのかにも注目が集まる。韓国野球の代表的な黄金世代には、2000年大会の優勝メンバーを挙げられる。秋信守と李大浩(イ・デホ=ロッテ)、キム・テギュン、チョン・グンウ(以上ハンファ)で組まれた代表チームは、カナダのエドモントンで開かれた第19回大会で劇的に優勝を果たした。延長13回まで続いた大接戦を制し、米国を9-7で破った決勝は名勝負として記録されている。その時の活躍で、秋信守はメジャーリーグのシアトル・マリナーズと契約した。

2006年のキューバ―大会と2008年のエドモントン大会の優勝メンバーは、現在KBOリーグの主力として活躍している。SKのエース金広鉉は2006年大会で4試合連続で勝利投手となりMVPに選ばれた。パク・ゴンウとホ・ギョンン、チョン・スビン(以上斗山)、オ・ジファン(LG)、アン・チホン(KIA)が活躍した2008年は、圧倒的な戦力で優勝を飾り、第2のエドモントンキッズと呼ばれた。

今大会には2020年のKBO新人ドラフトで各チームの選択を受ける選手が大挙含まれ期待を集めている。

今年、高校野球の最高権威「黄金獅子旗」と「青龍旗」を制覇したソ・ヒョンジュン、カン・ヒョンウのバッテリー(以上ユシン高校)の活躍が注目される。ソ・ヒョンジュンはKTから1次指名を受けており、カン・ヒョンウは26日の新人ドラフトでKTから2次1ラウンドで指名された。

SKのオ・ウォンソク(ヤタプ高)、ロッテのチェ・ジュンヨン(慶南高)、斗山のイ・ジュヨプ(城南高)、LGのイ・ミンホ(フィムン高)も、それぞれ球団の1次指名選手だ。トクス高の右腕投手チャ・ジェヨンとサンウォン高の左腕投手イ・スンヒョンは2年生だが代表メンバーに選ばれた。高校最高の巨砲と評価されるパク・ジュホン(チャンチュン高)はじめパク・ミン(ヤタプ高)、イ・ジュヒョン(慶南高)、パク・シウォン(光州一高)も上位で各球団の指名を受けた。

韓国は日本、米国と優勝を争うとみられる。豪州、中国、カナダ、オランダ、ニカラグアとA組に入った韓国は、来月5日から7日までのスーパーラウンドでB組に入っている日本や米国と対決する。日本代表チームには160キロを超える剛速球を投げ、「第二の大谷」と呼ばれる佐々木朗希がいる。韓国はスーパーラウンドと決勝などで最大で2度日本と対戦する可能性がある。米国は直近の4大会で連覇を果たしている伝統の強豪だ。

1994年の第14回大会優勝のメンバーだった李承燁KBO広報委員は、「あの時のことを考えるだけでも胸が騒ぐ。国内で開催される大会で後輩たちがもう一つの歴史を作ってくれると信じている」と話した。


李憲宰 uni@donga.com