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韓米情報当局、数日前からミサイル兆候を捉えて監視

韓米情報当局、数日前からミサイル兆候を捉えて監視

Posted July. 26, 2019 10:20,   

Updated July. 26, 2019 10:20

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韓米情報当局が事前に北朝鮮のミサイル発射の兆候を捉えて監視していたことが、25日分かった。偵察衛星や在日米軍のRC-135系偵察機、高高度無人偵察機(UAV)などが北朝鮮の主要ミサイル基地と発射地域を厳重に監視していたのだ。

政府筋は、「北朝鮮が25日に短距離ミサイルを発射した咸南道(ハムナムド)の虎島(ホド)半島も『主要ターゲット』だった」と明らかにした。5月9日に発射したKN-23新型短距離弾道ミサイル(SRBM)をはじめ何度もミサイル挑発を強行した地域なので、「要注意」だったという。

実際に先週から「異常兆候」が捉えられた。韓半島上空の米偵察衛星に短距離ミサイルと見える発射体を積んだ軍用トラックやレーダー装備、兵士が虎島半島付近に配備されているのが捉えられた。地対空ミサイルと見える装備も、展開と撤収を繰り返したという。情報は直ちに在韓米軍を経て、米太平洋司令部と米国防総省に伝えられた。韓国軍首脳部も状況を共有したという。

その後、韓米情報当局は、ミサイル発射の可能性があると見て、動向を注視したという。特に、付近に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がいることが確認され、警戒したという。正恩氏が発射を参観する可能性が高いと判断したためだ。ある消息筋は、「最近、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を拡充した新型潜水艦を視察した正恩氏が今回の発射も参観するなら、北朝鮮メディアが大々的に関連内容を公開するだろう」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com