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俳優の全美善氏、全州のホテルで死亡した状態で発見

俳優の全美善氏、全州のホテルで死亡した状態で発見

Posted July. 01, 2019 08:42,   

Updated July. 01, 2019 08:42

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俳優の全美善(チョン・ミソン)氏(49・写真)が、演劇のために訪れた地方のホテルで死亡した状態で発見された。

全羅北道全州(チョンラブクド・チョンジュ)の完山(ワンサン)警察署によると、先月29日午前11時45分頃、全州市内のとあるホテルの客室のトイレに全氏が倒れているのを、全氏のマネージャーが見つけて警察に通報した。マネージャーは、同日午前、全氏と連絡が取れなかったため、ホテル側の助けを借りて部屋に入った。通報を受けた119救助隊がホテルに到着したとき、全氏はすでに死亡した状態だった。

警察関係者は、「(全氏は)演劇関係者など約10人と一緒に6月28日午後6時頃、全州に到着した。客室現場で他殺情況を発見しなかった」と語った。警察は、全氏が自ら命を絶ったと見ている。客室では、全氏の遺書は発見されなかった。全氏は、6月29日0時40分頃ホテルに到着し、午前1時40分頃、父と電話をしたと伝えられた。全氏は最近、周りに憂鬱感を訴えていたことが分かった。

全氏は6月29日から二日間、全北(チョンブク)大学三星(サムスン)文化会館で行われる演劇「実家の母との2泊3日」に出演する予定だった。「実家の母と…」は、姜富子(カン・ブジャ)氏と全氏が、2009年の初公演から呼吸を合わせてきた作品だ。全氏は、9月に放送予定のKBSドラマ「朝鮮ロコ-ノクドゥジョン」の撮影を控えていた。このドラマ制作陣側は30日、「誰もが悲痛な気持ちだ。深い哀悼の意を表し、ご冥福を祈る」と明らかにした。全氏が世宗(セジョン)の夫人である昭憲(ソホン)王后役を演じて撮影をすべて終えた映画「ナラマルサミ」側も、故人の死を哀悼した。

全氏の遺体安置所は30日、ソウル峨山(アサン)病院に設けられた。遺族には、夫のパク・ソンフン氏(51)と息子(11)がある。


全州=パク・ヨンミン記者 シン・ギュジン記者 minpress@donga.com · newjin@donga.com