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朝鮮の「最後の王女」德温王女家3代のハングル遺物200点を公開

朝鮮の「最後の王女」德温王女家3代のハングル遺物200点を公開

Posted April. 29, 2019 08:31,   

Updated April. 29, 2019 08:32

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「春の日差しは静かで、透明なオーラが明るく照らし回る。花は絹のような園で一緒に咲き、柳は金塘に揃えて奮う」

德温(トクオン)王女(1822~1844)がハングルで書き記した「慈慶殿記」を読んでいると、朝鮮後期の宮廷の春の気分がそのまま伝わる。「慈慶殿記」は、朝鮮最後の王女である德温王女が、父親の純祖(スンジョ)が書いた「慈慶殿記」をハングルで書き写したものだ。

国立ハングル博物館が25日開幕した特別展「王女、お書きになり:德温王女家3代のハングル遺産」では德温王女をはじめ、養子のユン・ヨング(1853~1939)、孫娘のユン・ベクヨン(1888~1986)、姉の福温(ポクオン)王女(1818~1832)と兄の孝明(ヒョミョン)世子(1809~1830)などが書いたハングル遺物など、200点余りが公開される。このうち福温王女が11歳の時に書いた字帖は今回初めて公開されるもので、現存する唯一の福温王女の字だ。孝明世子が妹たちのために漢詩を集めた「鶴石集」の一部をハングルに翻訳した資料も出た。展示は8月18日まで。無料。


柳原模 onemore@donga.com