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メジャーハンターのケプカ、11キロ減量しても340ヤードの怪力

メジャーハンターのケプカ、11キロ減量しても340ヤードの怪力

Posted April. 13, 2019 10:46,   

Updated April. 13, 2019 10:46

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●…第83回マスターズ・トーナメントでフィル・ミケルソン(米国)が歴代最高齢でのメジャー優勝記録を塗り替えるのかに注目が集まる。初日に首位に1打差の単独3位(5アンダー)で発進したミケルソンは1970年6月生まれで満48歳10ヵ月だ。メジャー最年長優勝記録はジュリアス・ボロス氏(米)が1968年に全米プロ選手権で打ち立てた48歳4ヵ月。マスターズの最年長優勝は1986年のジャック・ニクラウス氏の46歳2ヵ月だ。今年で26回目の参戦となるミケルソンは同大会で2004年と2006年、2010年に3度優勝している。

●…今大会の初日に最も難しかったホールは、オーガスタ・ナショナルGCの10番と18番(以上パー4)だったことが浮き彫りになった。両ホールの平均ストロークはいずれも4.3356で、18ホールのうち選手たちが最も苦戦したホールとして集計されだ。495ヤードの10番でバーディーを記録したのは出場した87人のうち7人で、465ヤードの18番では5人に過ぎなかった。10番はマスターズ通算最も難度が高かった(平均ストローク4.31)。一方、510ヤードの13番(パー5)の平均ストロークは4.551で最も易しいホールで、イーグルが4個も生まれ、ボギーは5個だけだった。

●…初日のラウンドで首位タイに並んだメジャーハンターのブルックス・ケプカ(米国)は10キロ以上を減量しても340ヤードを超えるドライバーティーショットなど 持ち前の飛ばし屋の本領を遺憾なく発揮して、ギャラリーの視線を釘付けにした。自身のメジャータイトルリスト(全米オープン2勝、全米プロ選手権1勝)に「名手の祭典」マスターズを追加することができるのかに注目が集まる。身長183センチのケプカは普段の体重が93キロ前後だったが、今年ダイエットで11キロを減量しながらも、飛距離は落ちなかったという。昨季の米男子ツアー(PGA)でドライバーショットの平均飛距離8位(313.4ヤード)、2016年と2017年は6位(310.5ヤード)だった。

●…「黄金熊」ジャック・ニクラウス氏(79=米)と「ブラックナイト」ゲーリー・プレーヤー氏(84=南アフリカ)が2019年のマスターズの開幕を告げる名誉試打式を行った。メジャー戦18勝(マスターズは6勝)のニクラウス氏とメジャー9勝(マスターズ3勝)プレーヤー氏は1番のティーグラウンドでティーショットを行い、観客はレジェンドの健在ぶりに喝采を送った。1963年から始まった名誉試打式は中止と復活を繰り返したが、2007年にアーノルド・パーマー氏(米)が行ってからは13年連続で実施している。2010年はニクラウス氏が、2012年にはプレーヤー氏が合流し3人に増えたが、パーマー氏が打開した翌年の2017年からはニクラウス氏とプレーヤー氏が3年連続でオーガスタ・ナショナルGCに招かれている。


アン・ヨンシク専門記者 ysahn@donga.com