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「祖父が命を捧げた国の国民になれて光栄」 海外在住の独立運動家の子孫39人に韓国国籍を付与

「祖父が命を捧げた国の国民になれて光栄」 海外在住の独立運動家の子孫39人に韓国国籍を付与

Posted February. 28, 2019 08:34,   

Updated February. 28, 2019 08:34

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「祖父が命を捧げて成し遂げようとした独立が実現し、私は大韓民国の国民になったことを誇りに思います。大韓独立万歳!大韓民国万歳!」(独立運動家イ・ヨソン先生の孫イ・チョンミンさん=64)

3・1運動と大韓民国臨時政府樹立100周年を迎えて、27日、法務部で行われた「大韓民国国籍証書の授与式」では、独立運動家の子孫が100年前の祖父のように「大韓独立万歳」を叫んだ。

日本植民地時代、失われた国を取り戻すために国内外で抗日独立運動を行った19人の子孫39人が大韓民国の国籍を得た。子孫たちは、ロシア、中国・ウズベキスタン、トルクメニスタン・カザフスタン、キューバに散らばって住んでおり、国籍証書を受け取るために一堂に集まった。

独立運動家・崔在亨(チェジェヒョン)先生の孫チェ・バレンティン氏(81)は、「祖父が実現しようとしたのは『ロシア居住同胞の生活の基盤を作ることと、大韓民国が祖国の侵入者から解放されること』だった」と語った。氏は、「この二つともに実現されて胸がいっぱいだ。私の名誉にかけて、大韓民国の国民であることを誇りに思いながら生きていきたい」と約束した。咸鏡北道慶源(ハムギョンブクド・キョンウォン)生まれの崔在亨先生は、安重根(アン・ジュングン)義士などの独立運動家たちに資金を提供するなど、全財産を独立運動に注ぎ込んで、上海臨時政府初代財務総長に推戴された人物だ。ウラジオストクの新韓村(シンハンチョン)に本部を構えた「独立団」を組織した。

権在學(クォン・ジェハク)先生の子孫であるキム・ネルヤ氏は、たどたどしいロシア風の言い回しだったが、きちんと韓国語で感想文を読み上げた。氏は、「母方の祖父は、日帝時代にサハリンに強制徴用され、韓国を恋しがりながらたくさんの涙も流したが、夢を果たせずに亡くなった」とし、「発展した祖国を見れば、天国でどれほど喜ぶでしょうか」と語った。権在學先生は1919年4月1日、忠清北道陰城蘇伊面(チュンチョンブクド・ウムソン・ソイミョン)で数百人のデモ群衆を率いて独立万歳運動を主導した。

イ・ヨソン先生の子孫であるイ・チョンミン氏は、「父は民族の自主独立のために、長白密林の中で28歳という惜しむべき若さで早世された」とし、「このような愛国將領たちの願いが、まさに今日の民主と自由、平等の大韓民国だ」と強調した。イ先生は1936年、中国集安で日本軍との戦闘で戦死した。

法務部は2006年から毎年、強制移住などで他国で生きてきた独立有功者の子孫を探して、国籍証書を授与してきた。これまで1118人の独立有功者の子孫が、大韓民国の国籍を得た。朴相基(パク・サンギ)法務部長官は、「国のために犠牲になった独立有功者を引き続き発掘して、その子孫が韓国国籍を取り戻し、国内で安定した生活を営むことができるように支援したい」と明らかにした。


全主榮 aimhigh@donga.com