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安哲秀氏、中道新党に向けて発進

Posted December. 16, 2015 07:45,   

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「(国会)政論館の廊下を歩きながら、今でも文在寅(ムン・ジェイン)代表が『党のためにどんな提案でも受け入れる』と言わないか期待した」

安哲秀(アン・チョルス)議員は15日、釜山(プサン)を訪れ、2日前の離党記者会見での心境をこのように伝えた。安氏は、「党ではほっとする一方、名残惜しいというだろうが、私は惨憺たる思いだった」と付け加えた。

安氏は同日、釜山地域の記者懇談会で、「新政治民主連合は生涯野党であることを決意した党だ」と非難した。さらに、釜山市議会担当記者団とのティータイムでも不満を吐露した。「新政治民主連合という党名を作った時、考えが少し違っても(『連合』という言葉に)目的が異なる人々と手を握るという意味が含まれている。今の新政治民主連合はそうではない。むしろ考えの違う人をセヌリ党だと排斥する」。安氏が「古い進歩」の清算を求めると、「セヌリ党のフレーム」と指摘した文代表を批判したのだ。

安氏は、「合理的・改革的保守ではなく、保守的保守の方に立つ人では困る」とし、「腐敗に断固たる態度で、二分法的思考を持たず、守旧保守でないなら、どんな人とも手を握っていく考えだ」と明らかにした。野党はもとより与党でも合理的な保守勢力なら手を握るという中道新党の方向性を提示したのだ。野党内でも、司法処理を受けたり暴言で波紋を起こした議員は受け入れないと線を引いた。

安氏は、「今後どのようにするかが重要だ。決定を正しくする過程が重要だ」と述べた。無条件に勢力を伸ばすやり方ではなく、「公正成長論」、「古い政治の清算」など自分のブランドを具体化し、選別的な勢力化を図るということだ。安氏側は、千正培(チョン・ジョンベ)議員が推進する国民会議との連帯について「まだ構想中」と明言を控えた。

政界では安氏が遅くても来年2月初めまでに新党を結成すると見ている。選管委によると、安氏が来年2月15日までに新党を結成して院内交渉団体の構成(現役議員20人)に成功すれば、4月の総選挙までに選挙補助金70億ウォンなど最大87億9000万ウォンの国庫補助金を受けることができる。