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KTとカカオ、初のネット銀行に選定

Posted November. 30, 2015 07:12,   

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KTが主導する「K−バンク銀行」(仮称)とカカオが中心となっている「韓国カカオ銀行」(仮称)が、ネット上専門銀行事業者に選ばれた。金融当局は、先週末に行われた外部評価委員会の審査結果を基に、29日午後、臨時金融委員会を開き、二つのコンソーシアムに銀行業予備認可を与えた。

二つのコンソーシアムが来年上半期に本認可を受けて、下半期から営業を開始することになれば、1992年、平和(ピョンファ)銀行(ウリ銀行に合併)設立後、24年ぶりに新しい銀行が国内に誕生することになる。インターパークが主導した「I−バンク銀行」は、今回の審査で脱落した。

ネット専門銀行とは、別途の店舗無しにオンラインやモバイル環境で預貯金の加入、融資申請、支払決済などの金融取引ができる銀行だ。米国や日本、欧州などの海外には一般化しているが、韓国で生まれるのは今回が初めてだ。

政府はネット専門銀行の導入のため、各銀行が非対面で顧客の実名を確認できるように、関連規定を変更して、今回の予備認可手続きを行った。政府は、ネット専門銀行に限って、情報通信技術(ICT)企業に銀行の持ち分を最大で50%まで所有させる銀行法改正案が国会で可決され次第、追加でネット専門銀行の認可を出す計画だ。

来年にネット専門銀行が営業を開始することになれば、店舗設立や取引コストの削減などで、庶民たちのための10%台の中金利融資商品が増え、ビックデータなどの情報技術を基盤とした金融サービスが生まれるなど、金融業の一大革新が起きるだろうと期待されている。

同日金融委員会の任鍾龍(イム・ジョンリョン)委員長は、「予備認可を受けた2社は、今後、安全な非対面取引のためのハッキング防止対策や顧客センター設置など、金融消費者保護対策を具体的にまとめなければならない」と要請した。



jarrett@donga.com