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離散家族再会、北朝鮮の生死確認は信じられるか

離散家族再会、北朝鮮の生死確認は信じられるか

Posted October. 21, 2015 07:27,   

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韓国と北朝鮮は、離散家族再会の度に再会対象者100人を確定するための生死確認を互いに要請する。その結果は「生存」、「死亡」、「連絡途絶」に分類される。今回、北朝鮮の生死確認が果たして信じられるのか、疑念を抱くことが起こった。

20日、金剛山(クムガンサン)で65年ぶりに北朝鮮にいる兄、キム・ヨンドクさん(87)に会ったヨンブンさん(67)は、再会前、「第19回(2014年2月)離散家族再会の時、再会申請をしたが、その時は大韓赤十字社から『亡くなった』という通知を受けた」と話した。北朝鮮が赤十字社を通じて死亡を通知したその兄が生きていたのだ。

離散家族再会の過程に詳しいある関係者は、「北朝鮮の生死確認の結果は不正確な時がある」とし、「意図的な時もあり、本当に生死確認が難しい時に死亡通知する場合もある」と話した。そして、「北朝鮮は、過去北朝鮮に拉致された人や国軍捕虜の離散家族の場合、北朝鮮が再会を望まない時は、死亡や連絡途絶と通知したことがあるようだ」と強調した。統一部によると、00年から14年の離散家族再会に際し、北朝鮮に生死確認を要請した拉致被害者は140人。このうち生死が確認されたのは46人。

別の関係者は、「南北が約束した生死確認の期間に確認できなければ、死亡で処理することもある」と話した。離散家族の再会が定例化されず、間欠的で一回性の再会を急いで準備したため、このようなことが起こるということだ。今回の再会でも、生死確認の依頼から結果の通知までの時間はわずか20日。

生死確認が困難なのは韓国も同じだ。大韓赤十字社が警察の協力を得ても、生死確認が困難なため、赤十字社の関係者が電算システム上の住所を訪ねて一人ひとり確認したりもする。ある関係者は、「北朝鮮側関係者が、『(韓国側と違って)生死確認のための電算システムがなく困難だ』と話している」と伝えた。しかし、北朝鮮は韓国に家族がいる住民を特別管理するとされ、言い訳だという指摘もある。



zeitung@donga.com