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MLBも学歴社会? ブルワーズGMにハーバード出身の最年少を抜擢

MLBも学歴社会? ブルワーズGMにハーバード出身の最年少を抜擢

Posted September. 23, 2015 07:03,   

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米国は能力主義社会として知られている。だが米国でも人間関係などは大変重要で、社会生活にも影響を与えている。ましてやメジャーリーグ(MLB)でも学歴は欠かせない武器となる。

ミルウォーキー・ブルワーズは21日、空席のGMに30歳の若手、デービッド・スターンズ(写真)を任命した。チームの看板、ライアン・ブラウンより一つ年下のスターンズは名門ハーバード大学で政治学を専攻した。大学時代、ピッツバーグ・パイレーツでインターン生活を経験し、MLB事務局、クリーブランド・インディアンスで労使と年俸交渉関連業務を担当して能力を認められた。2012年にはヒューストン・アストロズのGM補佐に抜擢された。

スターンズは、今回、現役ではMLB最年少GMとなった。しかし、歴代最年少ではない。レンジャーズのジョン・ダニエルズGMとテオ・エプスタイン前レッドソックスGM、アンドリュー・フリードマン前ドジャースGMは28歳でGMになった。歴代最年少GMには共通点がある。選手出身ではない上、名門大学出身であることだ。ダニエルズとエプスタインはアイビー・リーグのコーネル大学とイェール大学出身だ。フリードマンもルイジアナの名門テュレイン大学を出た。

MLB球団のGMは、名門大学を出てフロントで下積みをした選手経験のない人と選手出身者とが共存している。現役最高のGMは、映画「マネーボール」で有名なオークランドのビリー・ビーンGMだ。MLBでは通算打率.219、3本塁打、29打点と取るに足らない成績を残したが、選手出身のGMとして球団の運営で卓越した業績を残している。最近、フィラデルフィアが契約を断念したルーベン・アマロ・ジュニア前GMもスタンフォード大学を出て、8年間をメジャーリーグで選手生活をした経歴の持ち主だ。

国内プロ野球は、まだ監督の野球を追求している。だがメジャーリーグはいち早くから「GMの野球」が定着した。監督よりはGMの能力によってチームの明暗が分かれる構造がメジャーリーグなのだ。