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低金利時代、資産家たちの資金が動き始めた

低金利時代、資産家たちの資金が動き始めた

Posted August. 05, 2015 07:22,   

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50代半ばの資産家A氏は昨年、退職金の中間清算を受けた金や銀行の預貯金に預け入れておいた金など、10億ウォンをかけて、最近、金浦(キンポ)空港周辺の小型マンション5戸を購入した。A氏は、複数のマンションからの家賃で、年間5000万〜6000万ウォンの収益(年5〜6%)を手にするだろうと期待している。A氏は、「これまでは銀行の預貯金や現金保証型株価連携証券(ELS)など、『ローリスク商品』だけに投資してきたが、金利が急落したことを受け、収益型不動産のほうに目を向けた」と話した。

東亜(トンア)日報の取材チームは最近、「金融金持ち」らの投資動向について調べるため、国民(クンミン)や新韓(シンハン)、ウリ、ハナ、企業(キオブ)銀行などのプライベートバンカー(PB)らに依頼して、金融資産が10億ウォン以上の高額資産家105人に対してアンケートを行った。その結果、銀行の預貯金に主に投資してきた保守的資産家らが、株やファンドなどの金融投資商品や収益型不動産の方に、財テクポートフォリオを変えていることが分かった。超低金利が銀行圏で眠っていた資金を動かし始めたのだ。

アンケートに答えた資産家のうち半分以上(52.2%)がこの1年間、金融、不動産や実物(金、芸術品、会員権など)資産への投資を以前より増やし、その結果、株や株式型ファンド、ELS、国内不動産などで高い収益を上げた。彼らはまた、今後、国内外株式型ファンド、ELSなどの金融投資商品(32.6%)や不動産∙実物(19.8%)への投資をさらに増やしていきたいという意思を明らかにした。



jarrett@donga.com