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LG電子、スマホより薄いOELDテレビを発売

LG電子、スマホより薄いOELDテレビを発売

Posted August. 03, 2015 07:17,   

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テレビ市場に「厚さを巡る戦い」が繰り広げられている。

LG電子は最近、厚さ4.8ミリの55インチのOLEDテレビ(写真)の3つのモデルを発売した。これまでのテレビの厚さは5ミリ台だ。厚さ4.8ミリは、通風口とUSBポートなど、背面部分を除く純粋なテレビ液晶の厚さだ。薄型スマートフォン液晶の厚さが6、7ミリ台であることを考慮すれば、OLEDテレビのほうがさらに薄い。

LG電子は最近、主要家電売り場でOLEDテレビをワイヤで天井とつないで、空中に浮かせて展示している。薄いので55インチのOLEDテレビの重さは、約14キロに過ぎない。

中国がテレビ市場で急成長を遂げているだけに、LG電子は今後、薄くて高機能を備えたOLEDテレビにさらに集中する計画だ。紙のように薄く、壁紙のように貼り付けが可能なテレビ、円柱を取り巻く膨らんだディスプレイ、反対側が映る透明な画面などを商用化するのが目標だ。

日本のソニーも最近、ブラビア4K液晶表示装置(LCD)テレビのX900CとX910Cシリーズを、4.9ミリの厚さで売り出している。LCDテレビは、液晶の背面から光を当てなければならず、自ら発光するOLEDテレビより厚くならざるを得ないが、ソニーは、テレビの液晶を構成する各断面の厚さを減らして、5ミリ未満のテレビを披露した。

一方、三星(サムスン)電子は、厚さ競争では一歩下がっている。戦略製品のSUHDテレビの厚さは6∙9ミリ台と、LG電子やソニーテレビより厚い。三星電子は、テレビ市場の現状が芳しくなく、技術開発よりは内実を固める戦略を練っているという。

三星電子・映像ディスプレイ事業部のチョン・ヨンラク常務は先月30日、第2四半期(4〜6月)の業績発表の際、「合理的な価格帯のモデルを発売するなど、プレミアム製品の大衆化を通じて、新規需要層を広げるのに力を入れていきたい」と明らかにした。

消費者らは、OLEDテレビは薄いので、倒れても大型事故へとつながらないことで、高い点数をつけている。しかし、市場調査機関・ディスプレイサーチは最近、「携帯製品でもないテレビの厚さが薄くなることに、果たして消費者らがさらに金を払うかどうか疑問だ」と指摘したことがある。



lovesong@donga.com