Go to contents

東海漂流の北朝鮮漁民、亡命した3人は労働党員

東海漂流の北朝鮮漁民、亡命した3人は労働党員

Posted August. 01, 2015 07:21,   

한국어

先月4日、東海(トンヘ、日本海)で漂流し、海洋警察に救助された北朝鮮漁民5人のうち韓国に亡命した3人が皆労働党員であることが明らかになり、北朝鮮住民が衝撃を受けていると、自由アジア放送(RFA)が7月30日、北朝鮮事情に詳しい消息筋の話しとして報じた。一方、本人の意志により北朝鮮に戻った2人の漁民は党員ではなかったと、同放送は伝えた。

北朝鮮消息筋によると、ボイラーの故障で漂流したイカ釣り漁船は、7月初めに咸鏡北道清津市(ハムギョンプクト・チョンジンシ)の新岩(シンアム)区域の新しい船着場から出港した軍部隊の漁船だった。住民たちは、出港して2日経っても漁船が戻らないため、海で事故に遭ったと考えたという。しかし、10日頃に北朝鮮当局が漁民の家族を平壌(ピョンヤン)に呼び出したため、大変なことが起こったと察したと、同筋は伝えた。

韓国政府は14日、北朝鮮への送還を希望した2人の漁民を板門店(パンムンジョム)から送りかえした。当時、北朝鮮は送還1週間前から、5人の漁民全員を返すよう要求した。亡命の意思を明らかにした3人の漁民については、韓国当局が強制的に抑留していると主張した。

北朝鮮当局は、2人の漁民が北朝鮮に戻った14日、板門店で亡命漁民の家族に抑留解除を求める記者会見をさせた。このため、この事件を北朝鮮の住民が皆知ることとなった。

しかし、実際に戻ってきた漁民が誰か分かると、清津住民たちは驚いた。漁船に3人の党員と2人の非党員が乗っていたが、当然帰ってくると思われた3人の党員が皆自ら韓国に残ったためだ。北朝鮮では、漁船の漂流中に韓国に救助されても問題視しないという。

これに対して、住民たちは戻ってきた非党員漁民に対して、「非党員の方が党員よりも党への思いが強い」「命をかけて行く所に難なく行けたのに戻ってくる一等級のバカだから、党員になれないんだ」とあざ笑う一方、亡命した漁民に対しては、「やはり党員は頭がいい」と皮肉っていると、同筋は伝えた。

同筋は、「亡命した3人の家族はまだ処罰を受けずに暮らしているが、戻ってきた漁民は何ら称賛を受けず、むしろ保衛部の厳しい調査を受けて仕事に戻った」とし、「このため住民たちの嘲弄が一層大きくなっている」と伝えた。