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ブラジルの小都市にハンドボール韓流

Posted July. 27, 2015 07:18,   

한국어

「韓国選手たちに惚れました」

世界男子ジュニア(21歳以下)ハンドボール選手権・グループリーグの試合が行われているブラジル・ミナス・ジェライス州の小さな町、ウベラバ市。人口25万で首都ブラジリアから620キロほど離れているこの町には、韓国系が一人も住んでいない。当たり前だが、今大会に参加した韓国代表選手たちは、グループリーグの試合が行われるまで、韓国人や韓国系の応援など最初から期待もしなかった。

ところが21日に行われたグループリーグC組第1戦で、韓国が南米の強豪アルゼンチンに28−18で大勝を収めると、状況が一変した。Kポップで韓国に好感を持っていた地元の少女ファンたちが韓国を応援し始めたのだ。彼女たちは、韓国の試合が行われる日には競技場を訪れ、ハングルで「テハンミグク(大韓民国)」や「ファイテイィング(頑張って)」の文字を書いた紙を掲げて韓国を応援している。

23日、今大会の強力な優勝候補に挙げられているデンマークと韓国のグループリーグ第2戦が終わった後は、韓国ファンがさらに増えた。27−28で惜しくも負けたが、韓国代表はまるでアイドルグループが群舞を踊るように、攻撃と守備で鮮やかな連携プレーでデンマークを苦しめた。ノルウェー代表選手の父は、試合終了後に韓国選手団の宿舎を訪ね、「韓国選手たちの美技を見てびっくりした。多様なパターンの約束事を実戦で見事に見せられるチームは韓国だけだ」と言って親指を立てた。

ブラジルで「ハンドボールの韓流」を浸透させている韓国代表は26日、フランスに31−39で破れ、2勝2敗(勝ち点4)で4勝を挙げたデンマーク、フランス(以上勝ち点8)に次いで組3位を保った。1試合だけを残している中、アルゼンチン(勝ち点2)、アルジェリア(勝ち点2)、チリ(勝ち点0)に勝ち点でリードしており、組4位まで与えられるベスト16入りが有力だ。韓国は27日、アルジェリアとグループリーグ最終戦を行う。