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テレグラム開発者のパベル•二ロープ氏、SNS検閲の危険性に警鐘

テレグラム開発者のパベル•二ロープ氏、SNS検閲の危険性に警鐘

Posted July. 13, 2015 07:21,   

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「個人の会話やプライバシーが保障される権利は(テロのような)脅威よりも重要です。統計的にテロの脅威を考えてみて下さい。トイレのぬれた床で滑って死ぬ可能性の方がテロで死ぬ可能性より1000倍高いのです」

このような「勇敢な」主張をする人は、ロシアのマーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創業者)と呼ばれるテレグラム開発者、パベル•二ロープ最高経営者(CEO・31)。二ロープ氏は06年、ロシア最大のソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)「フコンタクテ(VK)」を運営し、「反政府者の個人情報を見せてほしい」というロシア政府の要請を拒否し、14年にロシアを離れた。二ロープ氏がドイツに基盤を置いて作ったテレグラムは、個人間の会話内容を暗号化し、第三者の検閲を遮断するモバイル・メッセンジャー・プログラム。

二ロープ氏は最近、英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、「政治家は(サイバー検閲などを)してこそ国民が安全だ」と言うが、彼らの話に依存する必要はない」と主張した。

二ロープ氏は、米国家安全保障局(NSA)の盗聴を暴露してロシアに亡命したエドワード・スノーデン氏(32)について、「彼がNSAと繰り広げた対決は一種の世代戦争だ。新しい世代と古い世代の対決だ」と指摘した。そして、「民主主義国家を自称する国なら、スノーデン氏の亡命を歓迎しなければならない」と付け加えた。

二ロープ氏は、ロシアを離れた後、カリブ海にある英国領の小さな島国「セントクリストファー・ネイビス」で市民権を取得したが、欧州や米国を行き来する「グローバル・デジタル流浪民」生活をしている。二ロープ氏はツイッターに、「(米共和党の自由主義者と呼ばれる)ランド・ポール上院議員が大統領になるなら、私とテレグラム(会社)は米国に永久移住する」とつぶやいた。ポール議員は大統領選挙公約で「NSA廃止」を掲げている。