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紺紙金泥妙法蓮華経など3件、ソウル市の有形文化財に指定

紺紙金泥妙法蓮華経など3件、ソウル市の有形文化財に指定

Posted June. 18, 2015 07:24,   

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高麗(コリョ)末期から朝鮮(チョソン)王朝初期にかけての木版印刷技術と訓民正音の研究に重要な史料と評価される紺紙金泥妙法蓮華経の巻1(写真)、妙法蓮華経の巻1〜3、諺解禅宗永嘉集の3件に対し、ソウル市が17日、市の有形文化財に指定した。

現在、ソウル市恩平区(ウンピョング)に位置する深澤寺で所蔵している紺紙金泥妙法蓮華経は高麗時代の木版仏経で、国内に残っている妙法蓮華経の中で最古のもので、変相図(説法する釈迦を描いたもの)が含まれた貴重本として歴史的価値が大きい。

唐代初期の禅僧、永嘉玄覺が遂行する10の方法を記した諺解禅宗永嘉集もハングル創製に大きな役割を果たした世祖(朝鮮王朝・第7代王、1417〜1468年、在位1455〜1468年)が直々にルビを振り、信眉大師らがハングルに翻訳したことから、朝鮮初期の訓民正音の研究に大変貴重な史料と評価される。今回の指定でソウル市指定の文化財は全部で513件に増えた。



irontiger@donga.com