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イランで「IS蛮行」国際風刺画コンテスト

イランで「IS蛮行」国際風刺画コンテスト

Posted May. 29, 2015 07:14,   

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イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」を風刺する世界の風刺画が公開される。イランの日刊紙「テヘランタイムズ」の電子版は28日、「イスラム国」の蛮行を指摘するためにイラン漫画協会が開催した「国際反ダーシュ風刺画&漫画コンテスト2015」の受賞作が31日から展示されると伝えた。「ダーシュ(DAESH)」とは、「イスラム国」のアラビア語の略字で、一部のイスラム圏国家では「イスラム国」を拒否するという意味で、「イスラム国」ではなく「ダーシュ」と呼ぶ。

「悪に対する抵抗の精神」を旗印に掲げた今回のコンテストには、イラン、中国、ペルー、英国、ドイツなど43ヵ国の風刺画家が参加した。イランの次に中国からの参加が多く、一部の風刺画家は身の安全のために匿名を使った。イラン漫画協会のムハンマド・ハビ代表は、「多くの作品が『イスラム国』の残酷さを赤裸々にウィットをきかせて描いた」とし、「受賞作はイラン、シリア、レバノンなどで展示される」と話した。

コンテストは、風刺画と漫画の2部門で行われた。風刺画のテーマはダーシュ。漫画の人物には「イスラム国」指導者のバグダディ容疑者やイスラエルのネタニヤフ首相、米国のオバマ大統領などが含まれた。英文オンライン・サイト「ヘビーニュース」は、「漫画の対象に米国、英国、イスラエルの最高指導者が含まれた。イランが、反米、反イスラエル国家という点を考慮して作品を鑑賞しなければならない。今回のコンテストがさらなる『イスラム国』の攻撃を呼ぶ可能性がある」と伝えた。「イスラム国」は、今年1月にフランスの風刺週刊誌「シャルリー・エブド」のテロを、今月には米テキサスの「ムハンマド風刺画展」のテロを実行した。



snow@donga.com