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底知れぬ円安、100円=800ウォン台に

底知れぬ円安、100円=800ウォン台に

Posted April. 29, 2015 07:22,   

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外国為替市場でのウォン高が続き、対円ウォン相場が7年2ヵ月ぶりに100円=800ウォン台へとウォン高円安が進んだ。対ドルウォン相場も取引中一時1ドル=1070ウォン台を割り込んで、年中最高値を更新した。28日、外換(ウェファン)銀行が告示した午後3時基準の対円ウォン相場は100円=898.56ウォン台を記録したりもした。ウォンと円は、為替市場で直接取引されないため、対ドルウォン相場と対ドル円相場を利用した裁定為替で算出している。

対円ウォン相場が100円=900ウォンを割り込んだのは、2008年2月29日(100円=895.57)以降初めてだ。対円ウォン相場は2012年6月4日(午後3時基準、100円=1512.28ウォン)以降3年足らずで40.5%もウォン高円安が進んだ。

同日ドルに対するウォン相場も、前日より1ドル=3.0ウォンウォン高ドル安の1ドル=1070.0ウォンで取引を終えた。対ドルウォン相場は同日取引中一時1ドル=1069ウォンまでウォン高ドル安が進んだが、当局の市場介入への警戒感のため、かろうじて1ドル=1070ウォン台を守ったまま、取引を終えた。

為替市場で円に対してウォン高が続いているのは、日本はアベノミクスを通じて資金供給を続けているのに、韓国は欧州や日本などの先進諸国で供給された資金が、株式市場などに引き続き流れ込んでいるため、相対的にウォン高が進んでいる。専門家らは、日本企業各社が円安を武器に輸出品の価格を本格的に下げ始めているため、国内輸出企業各社のマージンがこれからも下がり続けるだろうと見込んでいる。

同日、国内証券市場では、円安を巡る懸念で、三星(サムスン)電子(マイナス2.08%)や現代(ヒョンデ)自動車(マイナス1.99%)、起亜(キア)自動車(マイナス3.47%)など、大手輸出企業各社の株価が大幅に下落した。



jarrett@donga.com