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バンドン会議での日中首脳会談、水面下で調整

バンドン会議での日中首脳会談、水面下で調整

Posted April. 22, 2015 07:19,   

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米国との「新蜜月」を誇示している安倍晋三首相が、中国の習近平国家主席とも5ヵ月ぶりの首脳会談を調整していることが分かった。日本と中国が、歴史・領土攻防の裏で国益のためなら躊躇することなく手を握る東アジア首脳外交の現住所を改めて目の当たりにした。韓国だけが別行動をして外交舞台から押し出されるのではないかという憂慮の声も聞こえる。

21日、日本のメディアによると、日本と中国政府は、22、23日にインドネシア・ジャカルタで開かれるアジア・アフリカ会議(バンドン会議)で首脳会談を開くことを調整している。安倍首相は20日夜、BSフジの番組に出演し、「自然な形でそういう機会が設けられるなら、お目にかかる用意はもちろんある」と意欲を表明。「意思の疎通をすることは両国にとって必要だ」と述べた。

首脳会談が実現すれば、昨年11月に北京で開かれたアジア太平洋首脳会議(APEC)での会談から5ヵ月ぶりとなる。朝日新聞は、「日本は、多数の首脳が集まる場を利用して直接言葉を交わし、緊張緩和や関係改善の流れを確かなものにすることを狙う。接触が実現すれば、中国は、同国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への日本の参加を呼びかける可能性もある」と分析した。

中国でも、AIIBに日本の参加を求める意向があるという報道が出ており、今回の会議を利用して安倍首相と交流を持つ可能性が指摘されている。自然な流れを作ることで対日強硬姿勢の大義名分を失うことなく、AIIBに日本を引き込んで影響力を拡大する「実利」も追求する考えだ。

また習主席は、今回の会議をアジアとアフリカ諸国に対する中国の地位を高める契機にする狙いがある。