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セウォル号遺族70人余りが光化門で座り込み

セウォル号遺族70人余りが光化門で座り込み

Posted April. 18, 2015 07:20,   

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普段から多くの観光客が行き来していたソウル景福宮(キョンボクグン)の正門である光化門(クァンファムン)が17日は1日中、固く閉まっていた。光化門の前が旅客船セウォル号の遺族や市民団体のメンバーたちの座り込みの会場と化したためだ。

彼らは16日、ソウル広場で行われたセウォル号惨事1周年の追悼式「4.16、約束の夜」の出席者の一部だ。遺族70人余りや市民団体の会員20人余りは、警察のポリスラインを抜け出して、17日深夜0時ごろ、光化門前に到着した。彼らは、警察と対峙しながら、徹夜で座り込みを行った。同日午前中に座り込みを行っていた一部の遺族が、世宗(セジョン)通りの方面に向け練り歩こうとして、警察に止められる過程で衝突が起きたりもした。

正午12日には記者会見を開き、「屋外での座り込みの責任は、朴槿恵(パク・クンへ)大統領にある」と主張し、朴大統領や政府を激しく批判した。檀園(タンウォン)高校の生徒で死亡した故チェ・ソンホ君の父親のチェ・ギョンドク氏は、「大統領はセウォル号特別法施行令の廃棄や船体引き上げの公式宣言要求に応じず、海外に逃げた」と主張した。彼らは、「大統領の退陣や入国禁止、市民権剥奪」などを叫びながら、「18日には必ず大統領府の正門まで押しかけていく」と声を高めた。

これに先立って、ソウル都心で行われた違法デモは、17日午前3時ごろまで続いた。行事の参加者らは、ソウル鐘路(チョンノ)や清渓川(チョンゲチョン)、仁寺洞(インサドン)などで散発的に警察と衝突した。仁寺洞では激しく衝突し、警察はカプサイシンの催涙駅を数回発射した。この過程で、警察機動隊員1人がデモ隊に捕まって、倒れて怪我をし、遺族のクォン某氏(43、女)も肋骨4本にひびが入り、手術を受けた。警察はデモ参加者10人を連行した。

4.16家族協議会や複数の市民団体は18日午後3時、ソウル広場でセウォル号引き上げや真相解明を呼びかける汎国民大会を開く予定であり、大きな不便が予想される。



gun@donga.com