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イラン、イスラム革命後初めて女性大使を任命

イラン、イスラム革命後初めて女性大使を任命

Posted April. 16, 2015 07:19,   

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イランが1979年のイスラム革命以降、36年ぶりに初めて女性を外国駐在大使に任命する。女性権益について発言してきた中道性向のイランのハサン・ローハニー大統領の破格の人事と評価される。

英紙ガーディアンは14日付で、イランが外交部のマルジエ・アフカム報道官を、東アジアの国に大使として派遣する予定だと報じた。どの国かはまだ決まっていない。

アフカム報道官は、30年経歴のベテラン外交官で、イラン初の外交部女性報道官でもある。これに先立って、イラン史上初の女性大使は、イスラム革命前の1976年に任命されたメランギズ・ドラートシャヒ駐デンマーク大使で、イスラム革命の時までその座を守った。女性がついた最高ポストは、長官であり、ローハニー大統領の前任のアフマディーネジャード大統領時代に女性の保健長官が出た。

米ニューヨークの人権団代「イランの人権のための国際キャンペーン(ICHRI)」のキソ・ニア副代表は、「イランの女性にとっては確かに嬉しいニュースであり、前向きな動きだ」としながらも、「しかし、現在、イランの議会で可決させようとしている女性差別的な複数の法案への懸念は変わっていない」と話した。

一方、イランの女性たちは政府承認無しには海外旅行ができない。国内でも同伴者無しにはホテルに泊まることができない。スポーツ競技場への出入りも禁じられている。日常生活では必ず、ヒジャブ(ムスリム女性が頭にかぶるスカーフ)をかぶらなければならず、法廷での証言も男性の半分だけが認められるなど、差別を受けている。