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女子ハンドボールのイム・ヨンチョル代表監督、新鋭選手の技量に満足感

女子ハンドボールのイム・ヨンチョル代表監督、新鋭選手の技量に満足感

Posted March. 26, 2015 07:31,   

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ハンドボールの女子代表チームのイム・ヨンチョル監督(55・写真)は普段、あまり感情を表に出さない。練習と結果で示す方を好む。負傷で主力選手たちが抜けた時にも、戦力のせいにすることはなかなかない。残っている選手たちで、最上の戦力を引き出せばいいという指導哲学を持っている。その代わり、練習はビシビシ厳しくやらせる。そこでつけられたあだ名は「毒蛇」だ。

しかし23日終わった「第15回アジア女子選手権」を前に、イム監督は大変心配していた。「04年アテネオリンピック」で銀メダルを獲得した最後のメンバーで、昨年大韓ハンドボール協会から最優秀選手に選定されたウ・ソンヒ(三陟市庁)が負傷により代表チームから離脱したためた。「主砲」のリュ・ウンヒとキム・ソンファ(以上、仁川市庁)も負傷で合流できなかった。主力選手なしで、大会に出場するしかなかった。

しかし、イム監督の心配は長く続かなかった。主力選手の空白を埋めたチョン・ユラ(大邱市庁)、イ・ウンビ(釜山施設公団)などが、これまで磨いてきた実力を存分に発揮したためだ。チョン・ユラは日本との組別リーグで12ゴール、中国との準決勝で7ゴールを決め、攻撃を主導した。新鋭のウォン・ソンピル(仁川市庁)とカン・ウンヘ(韓国体育大学)も大活躍した。協会の関係者は「184センチ・91キロのカン・ウンヘは、韓国ではなかなか見られない体型で、『ヒット商品』のような存在だ。欧州の選手たちと競争しても、決して引けを取らないだろう」と述べた。

中国と日本を次々と破り、アジア選手権で12回目の優勝を達成した韓国代表チームは、今年12月にデンマークで行われる女子世界選手権への出場権も獲得した。イム監督は「主力選手は抜けていたが、目指していた『カラー』が良く出た。今大会を通じて、選手起用の幅がさらに拡大した」と語り、満足した様子だった。