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ドーピングテスト、その元祖は競馬…1911年オーストリアで

ドーピングテスト、その元祖は競馬…1911年オーストリアで

Posted February. 17, 2015 07:08,   

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年明けから「マリンボーイ」朴泰桓(パク・テファン)のドーピングの陽性反応が波紋を呼んでいる。ドーピングという言葉は、競馬から由来している。1899年、英国で「競走馬に使われるアヘンと麻薬物との混合物」という意味で初めて登場した。19世紀、競走馬の能力を高めるため、ワインやウィスキーが使われたという資料もある。最初のドーピングテストは1911年、オーストリアで競走馬の健康や競馬の公正性のために実施されたという。

長い間続いてきたドーピングとの戦いは、韓国国内の競馬場でも同様だ。15日に終わった東亜(トンア)日報杯大賞競走で、2年ぶりに再優勝した雌馬「千年の間」は、2度のドーピングテストを経た。韓国馬事会は、競馬当日、出発3時間前に、レースに出場する全ての馬を対象に血液検査を行う。レース終了後は、すぐ1、2、3位の馬から尿のサンプル100ミリリットルを採取して、2回目の検査を行う。呼吸の荒い馬たちからサンプルを採取するのは、冷や汗が流れるときもある。韓国馬事会・ドーピング検査所のカン・シンウク課長は、「馬を暗い場所に連れていって口笛を吹けば、簡単に尿をする習性があり、このときを狙ってサンプルを収集している。しかし、1時間以上かかる時もある」と語った

数年前、とある競走馬からフルニキシンという禁止薬物が検出されたが、調査の結果、該当馬は、その薬物を飲まされたことがなかった。後で分かったことだが、別の厩舎に入れられていた時、床の藁を食べたが、この藁に薬物治療を受けた馬の糞尿がついていたのだ。潔白を主張したが、該当馬の管理士は、ずさんな管理のため罰金を払わされた。ドーピングテストの検査項目は興奮剤や鎮静剤、麻薬類、鎮痛消炎剤など185種に上る。馬が食べる飼料についての薬物検査も別途行われる。