Go to contents

「アメリカンスナイパー」の英雄物語の一部はでたらめ

「アメリカンスナイパー」の英雄物語の一部はでたらめ

Posted February. 11, 2015 07:29,   

한국어

米国で興行に成功した戦争映画「アメリカンスナイパー」の実在人物といわれているクリス・カイル(1974〜2013、写真)関連の英雄物語が、事実とは違うという疑惑が持ち上がっている。

彼の英雄的エピソードの中で最も問題となっている部分は、プロレスラー出身の元ミネソタ州知事のジェシー・ベンチュラ(64)との殴り合い。カイルは2012年1月のラジオ放送で自分の自叙伝をPRしながら、2006年、カリフォルニア州のある居酒屋で、ネイビーシールズ出身のベンチュラ元知事と殴りあったと明らかにした。彼は当時、ベンチュラ元知事が、「ネイビーシールズ隊員らの口調や行動は荒っぽく、そのうち何人かは戦争で死んでも当然だ」と口にしたため、かっとなって拳を飛ばしたと、自分の行動を正当化した。カイルは自叙伝の中でも、ベンチュラの実名を明かさず、このエピソードに触れた。

ベンチュラ元知事は、「カイルに会ったことなどない」と反ばくし、名誉毀損や不当な蓄財容疑でカイルを告訴した。米連邦裁判所は昨年、カイルの遺族に184万5000ドル(約20億2950万ウォン)をベンチュラ側に支給するよう判決した。