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大韓航空、女性乗組員採用で身長制限廃止へ

大韓航空、女性乗組員採用で身長制限廃止へ

Posted January. 31, 2015 07:28,   

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大韓(テハン)航空は今年から、女性の客室乗組員の採用で適用されていた身長制限の条件を廃止することにした。同社は1990年代初めから、男女の客室乗組員を採用する時、身長162センチ以上を応募条件として設けていた。男性乗組員に対しては、昨年下半期(7〜12月)の採用から、身長制限の条件が廃止された。

大韓航空は30日、「2015年 第1次新入女性客室乗組員の募集広告」を掲載した。これを受け、身体関連の制限要件は矯正視力(1.0以上)のみとなった。

大韓航空の関係者は「条件にとらわれない採用を実施するための措置だ」と説明した。同社はこれまで、業務上の目的を理由に、身長制限条件を維持してきた。床から200センチ以上の高い場所にある機内の棚を開け閉めし、乗客の荷物を入れるためには、乗組員の身長が162センチ以上にならなければならないということだった。しかし国家人権委員会は08年、国内の航空会社が乗組員の採用で身長を制限するのは差別行為とし、是正を勧告した。当時アシアナ航空と格安航空会社(LCC)のエアプサンは身長制限条件を廃止した。

大韓航空の関係者は、「今後面接を通じて、身長が低くても業務を遂行できると判断できれば採用する」と述べた。大韓航空の系列会社であるLCCのジンエアーも、今年から男女客室乗組員の身長制限条件(162センチ以上)を廃止する方針だ。

アシアナ航空は身長制限条件を廃止して以来、面接でアームリーチ(Arm reach)基準を参考にしている。アームリーチとは、かかとを上げて、片方の腕を頭の上に最大限伸ばした時の長さを意味する。アシアナ航空の関係者は「身長とは関係なく、機内の棚に手が届くかどうかを見るためのもので、絶対的基準はなく、参考事項に過ぎない」と述べた。