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白南準は逝っても…チャーリー・チャップリンは踊る

白南準は逝っても…チャーリー・チャップリンは踊る

Posted January. 29, 2015 07:14,   

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9年前の今日はメディア・アーティスト、白南準(ペク・ナムジュン、1932〜2006)が米マイアミの自宅で亡くなった日だ。白氏の芸術的成就を称える追悼展「テレビはテレビだ」と後輩芸術家の企画展「2015ランダムアクセス」が、今日から京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)の白南準アートセンターでそれぞれ6月21日、5月31日まで開かれる。

白氏は、「メディアはメッセージだ」と言ったカナダの文明批評、マーシャル・マクルーハンの言葉をパロディにして「メディアはメディアだ」という作品を披露したことがある。白南準アートセンターのパク・マンウ館長は28日午後、白南準アートセンターで開かれた懇談会で、「テレビはテレビだ」展は、白氏が芸術表現の素材として使ったテレビが彼の予想どおり単なるメディアの道具ではなく、様々な意味の社会的環境に拡張され、人間の暮らしを変化させた状況を示すために企画した」と語った。

今回の展示には、日本のエンジニア、阿部修也氏が白氏と共に開発したアナログ映像編集装置「パイク・アベ・ビデオシンセサイザー」や、モニターを積んで実在人物のイメージを表現した「ボブ・ホープ」、「チャーリー・チャップリン」などのビデオ彫刻、テレビを装飾的素材として活用した「ビデオ・シャンデリア」、「テレビ受像機が額縁やキャンパスに代わる」という芸術家の考えを反映した「フォンテーヌブロー」などが展示される。

「ランダムアクセス」展は、白氏の実験的芸術精神を受け継ぐ後輩芸術家10チームを選定して、隔年開催される。今年参加した芸術家たちは、設置、映像、パフォーマンス、観客参加作品などそれぞれの個性を発揮した。毎月第2、4月曜日休館。031-201-8571。