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通学路が危ない! 33の小学校でスクールバス運行

通学路が危ない! 33の小学校でスクールバス運行

Posted January. 29, 2015 07:14,   

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ソウル龍山区漢江路(ヨンサング・ハンガンロ)に位置する龍山小学校は、撤去される予定の三角地(サムガクチ)の高架道路や京釜(キョンブ)線の線路に取り囲まれている。通学する児童の大半は、頻繁に電車の通る線路を渡らなければならず、危険だ。しかし今のところ、これといった代案がない。

西大門区(ソデムング)・べクリョンサ路に位置する弘延(ホンヨン)小学校は、人通りの少ない山道を越えたり、300メートルほどの急勾配の道を歩いて通学しなければならない。

通学路が長すぎたり、交通事故や犯罪に脆弱なソウル市内の小学校33校に、今年の新学期からスクールバスが運用される。ソウル市は、学校ごとに駐停車可能の是非や進入道路の有無など、8項目を点検したあと、最終的に対象となる33校を選んだと28日明らかにした。26億ウォンの予算を掛けてこれらの学校に平均7000万ウォンずつ支援する予定だ。35人乗りの車両購入費や保険料、人件費などが含まれた金額だ。

現在、学校保健法・施行規則(8条)は、小学校の通学範囲は徒歩で30分、距離では1.5キロ以内と定められている。

現代(ヒョンデ)海上交通気候環境研究所の「子供の通学路の安全性を巡る実態調査」(2013年)と題した報告書によると、ソウルの小学生の44.5%は「1人で」、89.1%は「歩いて」登校しており、交通事故や犯罪にさらされる危険性が高い。