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三星、初のタイゼンフォン「Z1」をインドで発売

三星、初のタイゼンフォン「Z1」をインドで発売

Posted January. 15, 2015 07:11,   

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三星(サムスン)電子が14日(現地時間)インドで初のタイゼンフォン「三星Z1」を、5700ルピー(約9万9000ウォン)で発売した。タイゼンとは、三星電子がグーグルのアンドロイド運営体制(OS)への従属から脱するために主導的に開発した開放型OSだ。昨年初頭から、日本やロシアなどでの販売説など噂だけが一人歩きしていたタイゼンフォンが、ついにインドで、そのベールを脱いだ。

インドをタイゼンフォンの最初の挑戦市場に決めたのは、潜在成長力は十分だが、まだスマートフォンの普及率が比較的低いからだ。

米市場調査会社・ストラテジーアナリスティクス(SA)によると、昨年、インドのスマートフォンのユーザー数は、人口全体の11%に過ぎない。しかし、2018年になれば、インドが米国を抜いて、中国に次ぐ世界2位のスマートフォン市場へと成長するだろうと、業界は見込んでいる。

三星電子の関係者は、「まだ一度もスマートフォンを使ったことがない上、グーグルのアンドロイドにもアップルのiOSにも同じく馴染まないインドの新規顧客層に、低価格でタイゼンを提案したものだ」とし、「インドを中心に、タイゼンに慣れた消費者層が増えれば、その分『タイゼンの生態系』も早く作られることを期待している」と話した。

同日、インドの首都・ニューデリーでローンチングイベントとともに公開した三星Z1は、タイゼンを採用し、起動時間やアプリケーションの実行スピードが速いのが特徴だ。インターネット性能も改善され、ウェブページが早く開けるためデーター使用量を減らすことができる。

三星電子は、OS市場でタイゼンを成功させるためには、関連生態系の構築が重要だと見ている。そのため同日、インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールで、地元のコンテンツやサービスパートナーを招いて「タイゼン・パートナーデー」イベントを開催し、タイゼンアプリをダウンロードできるアプリストアをオープンした。インドの開発者らの参加を呼びかけるため、今後1年間、アプリの販売収益の全てを、開発者に支払うことにした。