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中国メディア、北朝鮮の脱走兵事件を公表しない政府を批判

中国メディア、北朝鮮の脱走兵事件を公表しない政府を批判

Posted January. 07, 2015 07:14,   

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中国メディアが、東亜(トンア)日報がスクープ報道した北朝鮮脱走兵の朝鮮族殺害事件を重要記事として扱い、政府の対応を批判した。

共産党機関紙「人民日報」の姉妹紙「環球時報」は6日付で、「韓国の東亜日報によると」と出処を指摘し、「朝鮮脱走兵、中国人4人を銃で殺害」と題して事件の内容を詳しく紹介する記事を1面に載せた。外国メディアが報道した内容を官営メディアが出処まで明らかにして大々的に報道したのは異例のこと。環球時報は中国政府を批判する社説まで掲載した。

社説によると、「東亜日報が報道するまで、関係当局は何の情報も出さなかった。犯人が北朝鮮政府や国民を代表するわけでもなく、法によって処罰される犯罪者にすぎない。情報を公開することと中朝関係に何の関係があるのか」と非難した。また、「不法越境を阻止することが難しいことが、北朝鮮軍が越境して犯罪を行ったことを内密に処理する理由にはならない」とし、「中国と外国の紛争の大半が外国または第3国で先に発表される。このようなことは政府とメディアの公信力を失墜させる」と指摘した。

国営の新華社通信と香港明報など中国メディアも同日、「北朝鮮兵士が中国人4人を殺害した」と一斉に報じた。