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「クリスマス・プレゼント?」 香港で現金輸送車が現金ばら撒く

「クリスマス・プレゼント?」 香港で現金輸送車が現金ばら撒く

Posted December. 26, 2014 07:42,   

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クリスマス前日の24日正午ごろ、香港灣仔のグロスターロードを走っていた銀行の現金輸送車の後ろのドアが開けられて現金が道路に撒かれ、これを拾うとする周辺の市民や運転手らで、交通渋滞が起きる騒ぎとなった(写真)。

英国系セキュリティ会社・G4Sの車両が同日、500香港ドル(約7万1000ウォン)の紙幣・5億2500万香港ドルを積んで走っていたところ、左側の後ろのドアが開けられ、現金のうち3500万香港ドルが道路に撒かれた。一部の紙幣は、札束の帯まで破られ、周辺の通りは、「クリスマスの現金プレゼント」を受けたことになる。

これを見守っていた一人の男性が、思い切って道路に飛び込んだことを皮切りに、周りの数十人が押し寄せてきて、現金を拾い始めた。道路を走っていたタクシー運転手も、車を止めてこれに加わった。とある「普通の香港人女性」は、なんと10束近い札束を懐に抱えて、いそいそと姿を消した。

通報を受けて駆けつけてきた警察が、現場を封鎖し、現金回収に乗り出したが、撒かれた現金のうち1523万香港ドル(約21億6266万ウォン)ほどが回収されていないと、警察では見ていると、サウスチャイナモーニングポストが、25日付で伝えた。一部の市民は、猟銃や防弾胴衣で武装した警察が現場に到着すると、金を拾って逃げ始めたりもした。

現金輸送車は、14キロほどをさらに走って、G4S本社に到着したあと、ようやく後ろのドアが開けられていることに気付いた。規定上、現金を積み込んだところには、セキュリティ要員を乗せないことになっているという。

警察の関係者は、「失くした全ての紙幣は、新札であり、通し番号を把握して追跡するつもりだ」とし、「現金を持ちかえった人たちは、窃盗罪で最高懲役10年刑の判決を受ける可能性もある」と警告した。回収されなかった現金は、輸送責任を負うセキュリティ会社で全額責任を持つと、G4S関係者は話した。