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重量感に欠ける攻撃陣、アジア杯代表の最大の課題に

重量感に欠ける攻撃陣、アジア杯代表の最大の課題に

Posted December. 24, 2014 07:35,   

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問題は攻撃だ。

サッカー韓国代表のウリ・シュティーリケ監督が22日、豪州で来年1月に開幕するアジアカップ(アジア杯)の最終メンバーを発表した。サプライズ選考だったイ・ジョンヒョプ(尚武)のほかに、鉠永哲(チョ・ヨンチョル=カタールSC)、李根鎬(イ・グンホ=アル・ジャイシュSC)が攻撃陣に選出され。

今大会の攻撃陣は、歴代アジア杯の攻撃陣の中で最も重量感に欠けると言われている。2012年大会(金信𨪙、廉基勲、兪炳守、池東旭)はもちろん2007年大会(李東国、李根鎬、李天秀、鉠宰榛、崔成国、禹成用)、2004年大会(金殷中、薛鐗鉉、安貞桓、李東国、チャ・ドゥリ)に比べてメンバーの名声やパワー面では弱いのが事実だ。

シュティーリケ監督が攻撃力の不足問題を解決するために選択できるカードは、孫興民(ソン・フンミン=レバークーゼン)のワントップ起用(グラフィック①)だ。孫興民は代表メンバーの中では最高の得点感覚を発揮している。孫興民は、所属クラブと代表チームで主にサイドでプレーした。スピードを活かして守備の裏に飛び出してシュートを放つ能力は抜群だ。中央DFと当たり負けしない強さが求められるワントップは体力的に問題になるかもしれない。結局、孫興民もゼロトップ戦術(FWよりはMFを使った攻撃戦術)で前線と中盤を自由に行き来しながらポジションに拘束されず、フリーに動くものと見られる。この戦術は、来年1月4日に予定されているサウジアラビアとの強化試合で採用される。

孫興民カードが失敗に終わる場合、次の一手として使える可能性が高い攻撃戦術は、チョ・ヨンチョルを使ったゼロトップ戦術(グラフィック②)だ。シュティーリケ監督は、チョン・ヨンチョルを選考した理由に関連して、「ゼロトップ戦術に最適化した攻撃人材だ」と話した。能力も証明されている。シュティーリケ監督が最も満足感を示したパラグアイ戦で、鉠永哲と金民友(キム・ミンウ=サガン鳥栖)、南泰煕(ナム・テヒ=レフウィヤSC)、李青龍(イ・チョンヨン=ボルトン)はスペインサッカーのティキ・タカ戦術を連想させる有機的なパス回しで試合を2−0の勝利に導いた。

最後に、2列目からの攻撃が振るわない中、相手が守備戦術に出る場合はイ・ジョンヒョプを使う戦術(グラフィック③)が使える。今の代表チームの唯一のターゲット型攻撃手のイ・ジョンヒョプを使って2列目に4枚の攻撃カードを配置し、攻撃力を最大限に引き出すと同時に相手守備の体力を早期消耗をもたらすことができる。すでにヨルダン戦(1−0勝ち)で証明されている。