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「朴代表の横暴を看過できぬ」 鄭明勳氏が6週間前の辞意

「朴代表の横暴を看過できぬ」 鄭明勳氏が6週間前の辞意

Posted December. 11, 2014 08:20,   

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ソウル市立交響楽団の朴鍱貞(バク・ヒョンジョン)代表(52)の暴言やセクハラ騒ぎに続き、市響の鄭明勳(チョン・ミョンフン)芸術監督(61)を巡る市響の私組織化を巡る議論が浮き彫りになる中、10日午前、鄭監督が自分の立場について、初めて公に明らかにした。

鄭監督は同日、ソウル鐘路区世宗(チョンノグ・セジョン)通りのソウル市響の練習室で、「(朴代表の暴言は)人権に関する問題だ。人権侵害は許せない」と語った。鄭監督は、このような問題が解決されない限り、監督職を辞任するという意思を、ソウル市に明らかにしたと強調した。

鄭監督は、「1年ほど前より職員たちから、朴代表に呼ばれると、何時間も非人間的な侮辱を受けるという言葉を聞いた」と話した。さらに氏は、「6週間前にソウル市に、『このようなことを目にした以上、我慢できない。だから、私は辞める』と話した」とし、「穏便に解決されることを望んでいたが、解決されなかった」と説明した。市響は、今月末で任期切れとなる鄭監督との再契約をまだ確定できずにいる。

鄭監督は5日、朴代表が、市響は鄭監督中心の個人的組織となったと批判したことについて、「とんでもない(朴代表の)インタビューのため、変なうわさが立ち始めた」とし、「私に誤りがあれば、広まるだろう」と反ばくした。

朴代表の解任権を持っている市響理事会は11日、代表解任案の上程を巡り、議論する予定だ。市響の団員らは、事務職職員らの朴代表の退陣要求への参加について議論しているが、まだ、結論が出ていない。

一方、鄭監督の発言に対し、朴代表は、「(1年前から知っていたなら)鄭監督はなぜ、当時は何もおっしゃらなかったのか?」とし、「事前にそのような言葉を伝えて頂いた上で、辞任するよう言われたら、いくらでも代表職を辞められたはずだ」と話した。