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ロシア核爆撃機、1日で欧州領空を19回も侵犯

ロシア核爆撃機、1日で欧州領空を19回も侵犯

Posted October. 31, 2014 03:04,   

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長距離戦略核爆撃機や戦闘機など約20機のロシア軍用機が相次いで、欧州領空と国境地域で軍事演習を行ない、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が緊張している。

英BBC放送によると、ロシアの軍事演習は28、29日の両日、北海や大西洋、黒海、バルト海などで24時間行なわれた。NATOは声明で、この期間にロシア軍用機が欧州領空を侵犯した回数が19回以上にのぼると明らかにした。

28日午前3時頃、北海付近に4機のTu95長距離戦略核爆撃機と4機の空中給油機など8機のロシア軍用機が現れ、ノルウェーの方向に飛行すると、ノルウェー空軍F16戦闘機が緊急発進し、進路を遮った。ロシア軍用機が本国に機首を旋回したが、2機のロシア戦略核爆撃機は飛行を続け、英国領空に接近した。このため、英国空軍タイフーン戦闘機が発進した。ロシア核爆撃機が南進してイベリア半島に接近すると、今度はポルトガル空軍F16戦闘機が発進して対応した。

この過程で、ロシア核爆撃機は航空管制塔が送る無線の呼び出しに反応せず、無線応答機を使用しなかったと、NATO側は明らかにした。同時間、バルト海付近でも7機のロシア戦闘機が現われ、NATOのリトアニア基地から戦闘機が緊急発進した。トルコの戦闘機も黒海を渡って自国領空に向かって、接近する4機のロシア戦闘機を監視するために離陸した。

NATO高官たちは、この事件がここ10年間に起きたロシアの領空挑発事件の中でも最も深刻だと見ている。NATOは今年、ロシア戦闘機を追い出すために、NATOの戦闘機が100回以上緊急発進したとし、昨年に比べて3倍も増加した明らかにした。