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米特使、「北朝鮮が核活動を中止すれば、6者協議の再開を検討」

米特使、「北朝鮮が核活動を中止すれば、6者協議の再開を検討」

Posted October. 23, 2014 03:14,   

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米国務省のシドニー・サイラー6者協議担当特使は21日、北朝鮮が核やミサイル発射の実験を止め、核計画を中止すれば、6者協議の再開を検討できると明らかにした。サイラー特使は同日、ワシントンのカーネギー平和研究院で開かれた米朝枠組み合意20周年記念セミナーで、6者協議再開の前提条件を問われ、「北朝鮮が協議復帰を宣言し、核とミサイル実験を止め、核活動を中止するシナリオを想像してほしい。世界は、北朝鮮の態度に根本的な変化があると見るだろう」と述べた。そして、「米国の目標は、『完全かつ検証可能で不可逆的な核の廃棄』だが、現実的な非核化の経路があると考える」と強調した。

サイラー特使の発言は、北朝鮮の今後の行動しだいで、「核廃棄」、「核不能化」から「核活動中止」に6者協議再開のハードルを下げるという意味に解釈される。韓国はこれまで、「北朝鮮が核不能化の措置を取り、『プラスアルファ』まで行動に移してこそ、6者協議を再開できる」と要求してきた。これは日米韓3国の共通の意見だった。北朝鮮は2007年の2・13合意によって、寧辺(ヨンビョン)原子炉の冷却塔を破壊するなど核施設を不能化したが、検証問題をめぐって韓米と対立し、これを復旧した。

さらに、サイラー特使は、「北朝鮮が非核化対話に真剣であることを示すなら、私たちは2007年から2年間続いた交渉軌道に戻ることができる。核活動の中止から不能化、解体に続き、究極的な核放棄に進むことができる」と述べた。しかし、2013年から核と経済の並進路線を推進している北朝鮮が、国際社会の核廃棄の言及にアレルギー反応を見せており、6者協議再開の米国の提案に前向きに反応するかは未知数だ。