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帰化選手問題のフィリピンが大会ボイコットも検討、アジア大会の男子バスケ

帰化選手問題のフィリピンが大会ボイコットも検討、アジア大会の男子バスケ

Posted September. 11, 2014 09:19,   

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仁川(インチョン)アジア大会の男子バスケットボールの4強候補と言われるフィリピンが、帰化選手問題で大会をボイコットする問題まで検討している模様だ。フィリピンの複数の地元メディアは9日、「アジア・オリンピック評議会(OCA)が出場資格を持たないとして米国からフィリピンに帰化したアンドレイ・ブラッチ選手(28・写真)のアジア大会への出場を認めなかったことを受け、バスケットボールのフィリピン代表が大会ボイコットも視野に入れた対応を検討している」と報じた。

OCAの出場資格規定は、「帰化選手は帰化した国に3年以上居住しなかればならない」と定めている。フィリピン・バスケットボール連盟のリキ・バルガス副会長は前日の記者会見で、△他の帰化選手を出場させる、△大会不参加、△国際スポーツ仲裁裁判所への提訴——などを検討していることを明らかにした。

米プロバスケット協会(NBA)で活躍しているブラッチ選手は、今年6月にフィリピン国籍を取得し、スペインに開かれている国際バスケットボール連盟(FIBA)のバスケットボール・ワールドカップにフィリピン代表として参加した。昨年のアジア選手権で準優勝したフィリピンは、仁川アジア大会で韓国、イラン、中国と金メダルを争う候補だ。

一方、「強力な金メダル候補をけん制する狙いがある」というフィリピン側の抗議に対して、仁川アジア大会組織委員会は、「OCAの規定に従った結果だ」と釈明した。