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[オピニオン]主思派のセクハラ

Posted September. 05, 2014 09:38,   

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尹昶重(ユン・チャンジュン)元大統領府報道官が、駐米韓国大使館の大学生インターンにセクハラを働いたのは、酒が災いの元だった。大統領の初の米歴訪の時、しっかり気をつけるべきだった彼が、インターンと酒を飲み、「セクハラ騒ぎ」に巻き込まれ、国のイメージに泥を塗った。酒によって過ちを起こしたか、セクハラと酒を同時に楽しんだかは、彼自身が知っているはずだ。

◆韓国は、飲酒文化に寛大なほうだった。トラブルを起こしても、「酒を飲んで正気ではなかった」と言い訳をすれば、見逃してもらえる時期もあった。最高裁量刑委員会によると、強姦傷害及び致傷罪の場合、「酒を飲んでいなかった場合」は、平均量刑が31ヶ月だったが、「泥酔の状態」は26ヶ月だった。泥酔の状態で犯罪を犯せば、憲法上、「心神耗弱」を理由に、量刑を減らしたのだ。加害者が「飲酒による事故」と言い張るのも、裁判所のこのような「情状酌量」の判決とは無縁ではないような気がする。

◆米国は性的暴力やセクハラには、強力な制裁を加える。相手の意思に反して加えられる性的暴力については、寛容がない。オレゴン州など8つの州では、性犯罪者の化学的去勢も認められている。酒を飲んだのも、情状酌量の理由にはならない。米国のとある鉄道貨物会社は、会社内でのセクハラに抗議した女性社員を、別の部署に配置換えし、4万3000ドルを賠償すべきだという連邦最高裁の判決を受けた。米ニュージャージ州の最高裁は1992年、被害者が容認しなかった性的接触は、物理的暴行や脅迫無しでも、性暴力だと判決した。中国では、性犯罪者に死刑を言い渡した事例もある。婚前同棲が一般的な欧州でも、性暴力への無寛容原則は例外がない。

◆酒を飲んでいたところ、セクハラを働き、身を滅ぼした事例が相次いでいる。ソウル大学法科大学院の教授、新人判事、平沢(ピョンテク)第2艦隊海軍艦長、カラオケや飲み屋で女性の教え子にセクハラを働いた大学教授など…。忘れそうになると、セクハラのニュースが伝わってくる。「酒を飲んだ勢いに…」と、いくら酒のせいにしても、通じない世の中になった。飲み会で、優越な地位を持っている甲は、酔っているかもしれないが、被害者は心の痛い記憶がはっきりしている。

崔永海(チェ・ヨンへ)論説委員 yhchoi65@donga.com