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「奥歯を食いしばってでも」 与党首脳が野党との交渉再開に意欲表明

「奥歯を食いしばってでも」 与党首脳が野党との交渉再開に意欲表明

Posted August. 27, 2014 03:14,   

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与党セヌリ党は26日、野党新政治民主連合が対与党の強硬闘争に出たことに対して不快感を隠さなかった。与野党の院内代表間の合意を野党が2度も事実上ホゴにしたところで、謝罪どころか政権与党を攻撃するのは政治道義に悖る行為だと批判している。

一部の与党議員は激しく野党を非難した。この日の開かれた同党の院内対策会議で、李荘雨(イ・ジャンウ)議員は、新政治連合について「進歩バカ党で4流政党」だと激しく非難。金聖泰(キム・ソンテ)議員は、「大韓民国ではこれ以上存在価値がない」と難詰した。政府と与党を「背倫集団」と非難した新政治連合の洪翼杓(ホン・イクピョ)議員を侮辱罪で訴えるべきだという声も上がったという。鄭美京(チョン・ミギョン)議員はラジオ番組で、「(野党が)どうかしているようだ」とし、「新政治連合がセウォル号遺族から捨てられた」と皮肉った。

しかし、交渉を仕切る李完九(イ・ワング)院内代表は、「奥歯を食いしばることがあっても、ぐっと堪えて野党を国政のパートナーとして尊重したい」と述べ、改めて野党との話し合いに臨む考えを明らかにした。

セヌリ党は25日に行われた初の遺族面会で、一定の信頼を回復したと判断しているようだ。いったん、遺族が何を要求しているのかについて十分意見を聞いたうえで、セウォル号特別法制定に関連した細部の争点で歩み寄れば、遺族を説得できると踏んでいる。

セヌリ党の院内執行部は27日、遺族を再び面会する。新政治連合も、「実質的に3者協議が稼動したものと受け止めている」とし、与党と遺族間の対話に注目している。9月の通常国会が開かれた後も与野党対決の政局が続けば与野党双方に大きな負担になるだけに、秋夕(チュソク=旧暦8月15日の節句)連休を前後して突破口が開かれるだろう、との見方も出ている。

一方、セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表は同日、大雨で被害を受けた釜山(プサン)を訪問し、被害状況を視察して住民たちに労わりの気持ちを表した。李院内代表は、セヌリ党所属の国会常任委員長や幹事らを緊急招集し、通常国会で扱うべき国民生活関連の懸案問題を点検した。