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軍人権センター、ユン一等兵事件の全面再捜査を要求

軍人権センター、ユン一等兵事件の全面再捜査を要求

Posted August. 08, 2014 03:26,   

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今年4月、陸軍28師団で先任兵4人の集団暴行により死亡したユン某一等兵(22)事件を全面的に再捜査し、捜査責任者を処罰すべきだという主張が提起された。

ユン一等兵事件を暴露した軍人権センターは7日、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)の事務所で記者会見を開き、「捜査記録を綿密に検討した結果、起訴状にはない加害者の余罪が明るみに出だし、捜査そのものにも疑問点が多い」とし、このように述べた。同センターは、ユン一等兵の死亡原因は、検死結果として発表された「気道閉塞による脳損傷」ではなく、加害者からの激しい暴行により意識を失い、気道が詰まったためと主張した。当時のユン一等兵の症状は気道閉塞と言うよりは脳震盪に近かったということだ。

同センターは、捜査記録にユン一等兵が4月7日午後4時頃死亡したと記されているが、ここにも間違いがあると指摘した。加害者らがユン一等兵を京畿漣川(キョンギ・ヨンチョン)医療院に、はじめて運んできたとき、すでに呼吸と脈拍がなかったという。また、加害者の李某兵長がユン一等兵の下着を破っては着替えさせることを繰り返した点からセクハラの可能性があるほか、加害者らが違法性売買をした事実が起訴事実からもれていることなど、捜査過程で事件を縮小・隠蔽した部分もあると主張した。

イム・テフン軍人権センター所長は「国防部はユン一等兵事件の全面的再捜査を指示する一方、事件を縮小・隠蔽した6軍団と28師団の憲兵隊長や軍検察官などを直ちに補職解任し、職務怠慢の疑いで捜査を行うべきだ」と述べた。