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北朝鮮、「アジア競技大会参加の協議」15日に実務会談を提案

北朝鮮、「アジア競技大会参加の協議」15日に実務会談を提案

Posted July. 11, 2014 03:53,   

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北朝鮮が10日、9月の仁川(インチョン)アジア競技大会に派遣する選手団と応援団について協議するための板門店(パンムンジョム)実務会談を15日に開催することを提案した。この提案は、北朝鮮五輪委員会のイ・ジョンム委員長が金栄秀(キム・ヨンス)仁川アジア競技大会組織委員長宛に通知文を送る形で板門店連絡官チャンネルに伝えられた。そして「北南関係を改善し、民族団結のムードをつくり、選手を応援するためのものだ」と説明した。

南北実務会談が開かれれば、北朝鮮選手団と応援団の移動手段や滞在問題、部分的な単一チームの可能性、白頭山(ペクトゥサン)採火の聖火などを協議するものと見える。移動手段や滞在と関連して北朝鮮代表団が鉄道を利用することも検討されると見られ、注目される。

政府は公式に反応を示さなかったが、11日頃に実務会談の受け入れを発表する模様だ。

政府関係者は、「まだ具体的に協議する状況ではない」としながらも、「機が熟し、合意するなら、北朝鮮側代表団が平壌(ピョンヤン)を出発してソウル駅に到着した後、仁川に向かうこともできるだろう」と述べた。北朝鮮代表団の鉄道移動が実現するなら、朴槿恵(パク・クンヘ)政府の「ユーラシア・イニシアチブ」にも肯定的な影響を及ぼすだろう。ユーラシア・イニシアチブは、シベリア横断鉄道と韓半島縦断鉄道を連結して釜山(プサン)から欧州まで運送路を構築する第2のシルクロード・プロジェクトだ。韓国と北朝鮮は2000年に南北鉄道の連結に合意した後、2007年に京義(キョンウィ)線(ムンサン〜開城)、東海(トンヘ)線(猪津(済津〜金剛山)区間を開通し、列車を試験運行している。

政府は、北朝鮮が9日に黄海道(ファンヘド)地域からスカッド系の短距離弾道ミサイルを2発発射した直後に実務会談を提案したため、北朝鮮側の真正性を検討した後、対応に出る考えだ。スカッドミサイルの発射は、北朝鮮のすべての弾道ミサイルの発射を禁止した国連安全保障理事会決議に反するためだ。