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南漢山城の世界遺産登載が確定 韓国で11番目

南漢山城の世界遺産登載が確定 韓国で11番目

Posted June. 23, 2014 03:24,   

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南漢山城(ナムハンサンソン、写真)が、ユネスコ世界遺産に登載された。これで、韓国は合わせて11件の世界遺産を保有するようになった。

ユネスコは22日、カタール・ドーハで行われた第38次世界遺産委員会で、南漢山城の世界遺産への登載を最終決定したと、文化財庁が発表した。

世界遺産委員会は、「南漢山城は17世紀初め、非常時の臨時首都で、当時、日本と中国の山城建築技術を反映し、西洋式の武器導入に対応するための多様な軍事防御技術を集大成した」と評価した。

ユネスコ遺産委員会の諮問機関の国際記念物遺跡会議(ICOMOS、イコモス)のイ・ヘウン韓国委員長は、「南漢山城は7世紀から19世紀にいたる築城術の時代別発達段階や武器体制の変化ぶりをよく見せている上、これまで住民が居住しているため、生きている遺産として価値がある」と説明した。今年4月、イコモスは既に南漢山城を世界遺産「登載勧告」に判定し、登載が確実視されていた。

朝鮮の仁祖の時の1624〜1626年に築城した南漢山城は、延べ面積が52万平方メートルが越える膨大な規模で、王室と政府が居住できる建築物に軍事施設まで備えた。

韓国が保有している世界遺産としては、△石窟庵(ソックルアム)と仏国寺(ブルグッサ)△宗廟(チョンミョ)△海印寺(ヘインサ)・蔵経板殿(チャンギョンパンジョン)△昌徳宮(チャンドクン)△華城(ファソン)△慶州(キョンジュ)の歴史地区△高敞(コチャン)、和順(ファスン)、江華(カンファ)の支石墓△済州(チェジュ)の火山島と溶岩洞窟△朝鮮王陵△韓国の歴史村、河回(ハフェ)と良洞(ヤンドン)がある。