Go to contents

W杯の数字パネル、腕時計模様に変わった理由は?

W杯の数字パネル、腕時計模様に変わった理由は?

Posted June. 20, 2014 04:26,   

한국어

ブラジル・ワールドカップ(W杯)の初試合のロシア戦。両チームが1対1で立ち向かった後半45分。45分間の正規試合の時間が終わると、選手と監督、観衆の目は一ヵ所に集る。中継をするテレビカメラも1ヵ所を映す。他ならぬ、追加時間がどれほど残っているかを示す電子式数字パネル(写真)だ。待機審判が使うこの数字パネルは、交代選手の背番号を表示する時も使われる。

今大会の数字パネルの模様は、過去のような四角形ではなく、丸い腕時計模様なのでさらに視線を引く。パネル中央の上部には時計のように「12」が表示されている。

間違いなく時計模様のこのデザインは、スイスの時計メーカーのウブロ(HUBLOT)が考案した。ウブロは、ブラジルW杯の公式タイムキーパー(timekeeper)だ。今度のW杯で、試合の時間を計るのに使われる全ての時計を供給する。数字パネルの下に社名の「HUBLOT」が大きく書かれたのもこのためだ。

時計模様のパネルが登場したのは、今度のブラジルW杯が初めてだ。ウブロは「ユーロ08」大会の時から公式のタイムキーパーとして登場した。W杯は、10年南アフリカ大会に続き2度目だ。南ア共W杯の時は、長方形のパネルの下に社名だけを表示した。

しかし、世界中のたくさんの人々がウブロがどのような会社なのか知らなくて、広報効果が落ちるという指摘が出た。そこで今度のW杯では、時計を作る会社であることを知らせるため、パネルそのものを時計模様に作った。パネルに使われた時計模様は、ウブロの代表的な腕時計モデルの「ビックバーン」のデザインから取ってきたという。