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大統領の対野党窓口は初の女性政務首席秘書官

大統領の対野党窓口は初の女性政務首席秘書官

Posted June. 13, 2014 03:37,   

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憲政史上初の女性大統領政務首席秘書官が誕生した。

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は12日、新政務首席秘書官に趙允旋(チョ・ユンソン)女性家族部長官を内定した。2012年の大統領選で朴槿恵候補の報道担当として、朴大統領を至近で随行してきた趙氏を抜擢することで、与野党とのコミュニケーションを強化したい狙いがあるものと解釈される。

朴大統領は昨年8月、一般の予想を破って外交官出身の朴鉂雨(パク・ジュンウ)氏を政務首席に抜擢し、与野党との新たな関係作りを図った。だが、朴氏が「汝矣島(ヨイド)政治」に溶け込めなかったため、「聞く耳を持たない」という批判を浴びた。このため、超氏の持ち前の社交性が抜擢の背景になったという。

大統領候補の報道担当を務めたのをきっかけに、長官、さらには政務首席秘書官となり、朴槿恵政府の「シンデレラ」に浮上した。長官から次官級の首席秘書官となったが、政務首席秘書官の政治的位置づけを考えれば政治的立地を広げた、とも受け止められている。

しかし、趙氏が第18代国会の全国比例代表議員だったことから、重量感は多少欠けると指摘する声もある。大統領府の関係者は、「野党執行部とは金鏻春(キム・ギチュン)大統領秘書室長が実質的な対話窓口であるだけに、対野党関係を修復するための人選ではないだろうか」と話した。

新経済首席秘書官には、安鍾範(アン・ジョンボム)セヌリ党議員が内定した。朴大統領の経済ブレーンで知られる安氏は、昨年の大統領選で朴槿恵候補の政策デザインを担当した。経済副首相任命が有力視されている崔鍫煥(チェ・ギョンファン)セヌリ党議員とともに経済活性化をけん引する「2トップ」体制を備えたものだ。安氏は首席秘書官に内定した後、比例代表議員を辞職した。

新しい民情首席秘書官には、元最高検強力部長のキム・ヨンファン氏が内定した。慶尚北道(キョンサンブクト・ウィソン)出身。キム氏の内定で、民情首席室の秘書官級以上5人のうち4人が大邱(テグ)と慶尚北道出身となった。5人はいずれも法曹人出身だ。

新教育文化首席秘書官には元ソウル教育大学総長の宋光饁(ソン・グァンヨン)氏が内定した。宋氏は、朴大統領が理事長を務めた正修(チョンス)奨学会の理事を13年間務め、朴大統領と縁を結んできたという。野党から辞任の圧力を受けている金秘書室長は留任した。