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[オピニオン]迷路で教育監探し

Posted June. 03, 2014 08:54,   

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市・道知事選挙に隠れて存在感がなかった教育監選挙が、高承徳(コ・スンドク)ソウル市教育監候補の娘の暴露で一気に注目を集めている。言葉では父親の資格と教育監の資格は異なるが、本当にそうだろうか。これといった教育関連の経歴がない高候補が世論調査で1位になった理由は高い知名度とともに「子どもたちをしっかり勉強はさせそうだ」というイメージだった。教育監が「神童」なら自分の子どももそうなると考えるのは思い違いだが、高候補はそのような思い違いの受恵者だった。これまでは。

親が社会的に成功したからといって子どもの尊敬を受けるわけではない。農夫の父親、清掃夫の父親が長官や財閥の父親よりも子どもからより尊敬されることも多い。子どもは親の後ろ姿を見て育つという。父親の役割をしなかったので教育監ができないと考えるのは個人の判断領域だとしても、工作政治云々するのは良くない。一方、進歩陣営の鉠喜ヨン(チョ・ヒヨン)候補側は立派な父親であることを強調する息子の手紙をキャンペーンに利用しているが、子どもに立派な親が社会的に必ずしもそうでないことを私たちは知っている。

公職者のプライバシーと業務能力を分ける論理が教育監ではあまり通用しない。国会議員や市・道知事とは違って、教育の首長には格別な価値観と人間性を期待することになる。教育監を「スーパー・インテンデント(superintendent)」と言うのも、この地位が人を育てる重要な職責であるためだろう。孔貞澤(コン・ジョンテク)、郭魯鍱(クァク・ノヒョン)元ソウル市教育監に教育監の資格がなかったことは、賄賂の授受や候補買収行為が犯罪である前に教育的に堂々としていなかったためだ。

人間性がよく分からないなら何を見て選ぶべきか。ありきたりの回答だが公約が重要だ。教育監は政党の推薦がなく、候補が乱立し、今回の選挙は過去最悪の「暗闇選挙」になると予想される。無知は団結した少数の専横を招く点で危険だ。投票用紙の名前に目を通し、知っている名前が出ると印をつける確率が高い。子どもが成長して学校教育に関心がない中高年層は、特別目的高校が何か、革新学校が何か分からず、知名度に影響を受ける可能性が高い。

幸か不幸か反面教師とする教育監が多い。選ばなければならない人は分からなくても、選んではいけない人ははっきりと見える。まず、排除される人物は、教育を政治に汚染させる人物だ。郭魯鍱元ソウル市教育監は、無償給食を導入し、教育を理念に汚染させた。金相坤(キム・サンゴン)前京畿(キョンギ)教育監は、道知事出馬のために教育監を辞任した。彼らのように教育を政治に引き入れたり、教育監の経歴をより高い地位への踏み台と考えては困る。少なくとも私のリストからは「アウト」だ。

次に、「無料」が好きな人だ。多くの候補が無償給食の維持と朝の給食、体験学習、スクールバス、学習支援金、制服まで無償公約を吐き出している。どうやってこのようなことまで無償で与えると考えるのか、実に創意的だ。トイレが汚いために用便を我慢し、エアコンもつかない学校でどうやって朝の給食が可能なのか。このような拙速な公約を掲げる人こそ現場を知らない人だ。

最後に、教職社会の改革意志がない人も排除しなければならない。教師が教えることに集中できるよう教権を守り、処遇を改善しなければならないが、解雇のない教職社会は手を加える必要がある。ただでさせ学校では年金改革に対する抵抗が強い。そのため、教職社会内部の論理に慣れた教員団体長や幹部を務めた人もできるだけ排除しなければならない。しかし、オーディションのように1人ずつ脱落させた場合、果たしてリストに残る人物がいるのか心配だ。