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[社説]全滅した「安哲秀の人々」、にわかづくり野合の時から予告されていた

[社説]全滅した「安哲秀の人々」、にわかづくり野合の時から予告されていた

Posted May. 15, 2014 08:41,   

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新政治民主連合の広域・基礎自治体首長候補の予備選挙で、安哲秀(アン・チョルス)共同代表側の人々が相次いで脱落した。民主党とのにわかづくり統合をした時から予告されていたことだった。17の広域自治体首長候補の予備選挙で、京畿(キョンギ)の金相坤(キム・サンゴン)前教育長、全南(チョンナム)の李錫炯(イ・ソクヒョン)前咸平(ハムピョン)郡守、全北(チョンブク)の康奉均(カン・ボンギュン)元長官、大田(テジョン)の宋容浩(ソン・ヨンホ)前忠南(チュンナム)大学総長など、「安哲秀の人々」はすべて民主党出身に破れた。光州(クァンジュ)では支持率でリードしていた姜雲太(カン・ウンテ)現市長と李庸燮(イ・ヨンソプ)議員の予備選挙要求を党指導部が突然反故にし、戦略公認で安代表側の尹壮鉉(ユン・チャンヒョン)候補を指名すると、姜、李両氏が離党し、無所属一本化に合意した。姜、李両氏とも世論調査で尹氏をリードしており、一本化が成功すれば尹氏は苦しくなる。

基礎自治体首長の公認でも、安代表側はソウル中区(チュンク)や銅雀区(トンジャクク)など全国約10ヵ所で戦略公認を希望したが、民主党出身が「人物の競争力が落ちる」と反発したため、実現しなかった。道議員、市議員候補の公認をめぐっても意見が合わず、李潤錫(イ・ユンソク)首席報道担当が「両代表は離党せよ」と発言し、翌日自分が報道担当を辞任する事態となった。

一部では、民主党出身の地盤と既得権の守護によって安代表側が全滅したと見ている。過去にも斬新で有能な人物が地盤や認知度が劣る時、「戦略公認」で候補に抜擢することがあった。しかし、その手続きと原則、基準が透明で全国的に一貫性がなければならない。曖昧な人物を安代表側が「挿入」しようとして、「新しい政治どころか古い政治にもなかった乱暴な旧態」という批判を受けた。

当初、両共同代表が統合を宣言した時から、キム・ハンギル代表側が6・4地方選挙前に統合を成功させるために何らかの闇取引があったという憶測が絶えなかった。指導部構成の5対5原則を公認でも最大限尊重するという一種の野合説だ。当初、無公認だけが新政治だと主張していた安代表は、改革公認に成功がかかっていると言い、戦略公認を推し進めようとした。しかし、安代表が強調した「能力と意志のある新人」というよりも「正体が分からない人」だったという指摘が党内から出た。無公認の約束も守らず改革公認もできないなら、いったい安代表はなぜキム代表側と統合をしたのか、その前になぜ政治をしようとしたのか。

朴映宣(パク・ヨンソン)院内代表は14日、党内の公認混乱について、「安代表は実状をよく分かっていなかった」と述べた。大統領選候補の予備選挙を念頭に置いて地域の基盤固めを焦るあまり無理をし、結局リーダーシップの限界だけを露呈する格好となった。セウォル号惨事で国民が悲嘆している状況で新政治連合が「内輪もめ」に明け暮れるなら、安代表と代案野党に対する国民の失望は深まるだろう。