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またも老人を追い出したマクドナルド、世論の非難に直面

またも老人を追い出したマクドナルド、世論の非難に直面

Posted March. 17, 2014 03:18,   

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一生を通じてマクドナルドのハンバーガーやサンドイッチをよく食べていた第2次世界大戦参戦勇士のカール・ベーカーさん(87)とバーバラ・ベーカーさん(81)夫婦は先月21日午後2時半、いつもと同じく米バージニア州の自宅近くのカルペパー・マクドナルド売場で、「スクランチ(遅い昼食兼早い夕食)」を食べていた。

しばらく後、ある店員が近づいてきて、老夫婦のテーブルの周辺を掃除し始めた。埃が四方に飛び散って食事をすることができないほどだった。続いてマネージャーがやってきて、「もう出て行ってほしい。食事を始めてから30分が過ぎた」と話した。食堂は客が多くなくて閑散としていた。6人の子どもや14人の孫と一緒にここの料理を楽しんできたが、そのような礼遇は初めてだった。

売場から追い出されたベーカーさん夫婦は、地域新聞の「スター・エクスポーネント」の「編集者へ」のコーナーに手紙を書き、事件はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて瞬時に広がった。随所でマクドナルドへの非難が殺到した。マクドナルドは今年1月ニューヨークでも韓国系老人を売場から追い出し、人種と老人差別の議論を巻き起こした。

ベーカーさん夫婦の話を聞いた同じ地域の燻製バーベキュー店の店主のション・モースさんは、ベーカーさん夫婦に一生を通して1週間に1度ずつスクランチを無料で提供すると約束した。モースさんは、ベーカーさんが参戦勇士である点を挙げて、「毎週水曜日をスクランチ・デーに決めて、全ての参戦勇士にコーヒーを無料で提供する」と話した。

世論の厳しい非難に直面したマクドナルドも無料コーヒークーポン2枚を送ってきたが、ベーカーさん夫婦はこれを断った。マクドナルド本社は遅れて謝罪の手紙を送って、真相調査に乗り出すと約束した。ベーカーさんは、「事件後もマクドナルドの料理は食べるが、カルペパー売場には行かない」と言って、まだまだわだかまりが解けていないことを示した。